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七龍の契約者  作者: Light
第一章 少年期(仮)
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城門にて

すいません‼︎予約投稿忘れてました‼︎


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アリウスとの会合後…レオナールは、訓練場でジーク達と合流し帰路に着いた


…その翌日、レオナールは王城の城門に来ていた


「うわ〜…高いな…。ここに住むなんて、アリウスのやつ…やっぱり王子なんだな…。」


レオナールは、感嘆しつつ高く聳え立つ石垣の城壁を見上げる


『そうか?俺なら10秒もあれば崩せるぞ‼︎』


『ふふふ、勝ったのね。おいらなら8秒もあれば余裕なのね〜。』


『何だと⁈やっぱり俺は7秒できるぜ‼︎』


『………………僕は、15秒は掛かるかな……面倒だし………。』


『ボクは…うーん8秒…いや7秒…かな?』


『私ならフルメンと同じく7秒ですね。』


『私も私もーー!』


『フォフォフォ、皆まだまだじゃの…ワシなら一瞬じゃな。』


『聞き捨てならないな…よし、じゃあみんなで競争して壊しみようぜ‼︎より多く壊した奴が勝ちな‼︎』


『『『『『『『臨むとこ《ちょーーーっと待てーーーーい。》ろだ(じゃ)(です)(なのね)(ね)』』』』』』』



『『『『『『『………ん?』』』』』』』



『ん?………じゃねーよ⁉︎お前達まず壊すな‼︎そんなことしたら城壁どころか城もろとも吹き飛ぶわ‼︎脳筋はイグニスだけかと思ってたのに全員か?全員なのか?そもそも、そんなことしたら俺はどうなる?国家反逆で死罪だぞ⁉︎てか、こんなところで召喚しないからな!』



レオナールは、捲くし立てるように念話で告げる


『イグニスみたいに脳筋呼ばわりされるのは嫌なのね〜分かったのね〜』


『俺みたいにって、おい!』


『………………嫌。分かった……。』


『ボクも、ちょっと熱くなっちゃった…。心外だね…ごめんよ主。』


『私も…ごめんね。主…。』


『…俺が?脳筋が?…………嫌?心外?』


『私も、変に熱が入ってしまいましたね。主、すいませんでした。主の言う通りですね。気をつけます。』


『そうじゃの…。ワシも大人気なかったの。』


『………………。』



『お、おう…。分かってもらえたのなら良かったよ……………………で、おーい。い、イグニス?』



『……………主、俺って脳筋なのか?』



イグニスは、聞いたことのないような弱々しい声でレオナールに問い掛ける



『い、いや、そうだな。まあ〜その、なんだ…真っ直ぐというか…そのイグニスは裏表がない良いやつで…その、熱血漢ってことだよ!』



…やばい。フォローになって無いか…?イグニスって、意外にナイーブなんだな。今まで気付かなかったけど…


『そ、そうだよな‼︎とにかく良いってことなんだよな‼︎俺、このままで良いんだよな⁉︎』


『そ、そうだとも‼︎』



…うん、良かった。イグニスが脳筋で…。

次から気を付けないといけないな…みんなにも言っとかないとな…



そんなこんなあって、少し時間をとったが無事城門に到着した



ここアーリナル王国の王城は、城壁の内側に大きな堀があり、その堀の中には大量の水が流れている。そして、堀を越えた先にさらに小さな城壁が王城を囲んでいるのだ。

通称、大門と呼ばれる入口にて身分や登城理由などを厳しく審査する。認可が下りれば、反対側の衛兵と魔法具で連絡を取り、大きな堀の反対側まで渡るための跳ね橋が降りるようになっているのだ。



レオナールは、城門の前に槍を持って立っている近くの二人の衛兵に話し掛けた


「申し訳ありません。少しよろしいでしょうか?」


二人の衛兵の内、堅いの良い偉そうな衛兵が面倒そうに対応する


「あ?なんだ?ここは、ガキが来るような遊び場じゃねえんだよ‼︎とっとと帰ってママのおっぱいでも吸ってろ‼︎俺らは、今日ただでさえ色々あって忙しいんだよ。さあ、帰った帰った。」


衛兵は、槍を持ってない方の手で、払い退けるように手を振る


「いや、少し待って下さい‼︎私は、レオナール・フォン・グリューゲルと申します。アリウス殿下に登城するように連絡をいただいてきたんです‼︎お取り次ぎをお願いします‼︎」


レオナールは、精神的には大人であるためグッと怒りを堪えながらも衛兵に詰め寄る


「は?グリューゲルっていや名誉貴族のか?これはこれは失礼致しました。で、そのお坊ちゃんが殿下に何故お呼ばれしているんですか?」


ジークが来たらこんな態度取らないのであろうが、レオナールが子供だからかニヤニヤと見下した態度で質問してくる


「はい。実は、魔法を教えるようにと殿下自ら頼まれまして登城した次第です。」



「………………。」


真面目にレオナールが答えるも衛兵は沈黙する。…そして、吹き出したように豪快に笑いだした。


「…ぶっ、あはははは。おい、お坊ちゃんよ。お坊ちゃんどう見ても10歳そこそこのガキだよな?それ年上の殿下に教えるだと?………くくくっ、腹痛えぞ!良いか?殿下はな、齢14にも関わらず魔法剣士のレア職業ジョブで魔法の腕も宮廷魔術師の末席にも引けを取らないと言われる天才だぞ?大人を舐めてるのか?ああ?しかも、城内にお住いの殿下に会って直接頼まれただと?ふざけてんのか?」


二人の衛兵は、声高らかに笑い周囲の衛兵も何事かと騒めき始めた。


「と、とにかく殿下にお取り次ぎをお願いします。本当のことですので‼︎」


レオナールは、周囲の雰囲気に居た堪れなくなり声を荒げる。


「ああ?まだ言うのかてめえ?いくら名誉貴族だからって親ならいざしらず子供のお前なんて怖くもなんともねえんだぞ……。そんなに言うなら俺と模擬戦でもしてみるか?それで勝てたら認めてやらんでも無いぞ?………何てな?ハハハ。」


「………分かりました。模擬戦で勝てば信じていただけるんですね?」


「ああ?…お前、今何て言った?勝つ…だと?大人を舐めるのも大概にしとけよ?…いいだろう。少し懲らしめてやるよ。そこに修練場があるからついてこい。」


修練場に向けて、歩き始めようとした次の瞬間、後方から渋い大人の声が響いた


「おい、お前達一体何の騒ぎだ?」


振り返るとそこには壮年の如何にも上官と思しき男性が立っていた

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