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青い鳥

作者: 怜央

青い鳥が翔けていく

青い鳥が 紅い道を翔けていく


その道は まるで迷宮

上へ下へ 右へ左へ

壁に阻まれては引き返し

時には壁を突き破る


青い鳥は翔けていく

短い休みを取っては翔けていく


この道の出口はどこ?

壁の向こう側は もう出口?

後戻りはもうできない

この道は一方通行


入口は私の小指

出口は一体 誰の指?


青い鳥が翔けていく

紅い道を 速度を上げて翔けていく


曲がり曲がってその先に

仄かに輝く 外の光

残りの道を 一直線

飛び出た先は広い海


紅い道は 続いていない

青い鳥は 迷宮から大空へ

そして 再び迷宮へ

誰かの紅い道を 翔けていく


青い鳥が翔けていく……


ほら 今

あなたから鳥が翔けてく―――


青い鳥→幸せの赤い鳥

紅い道→紅い運命の糸


運命の人って、すでに決まっている人ってことですよね。

つまりは「定められている」ことかなって思って、それを迷宮っていう「入り口と出口があるもの」に当てはめてみました。


ご指摘・感想などありましたら書いてくれると嬉しいです<m(__)m>


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