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プロローグ
「愛情に形なんてない。」
「恋愛なんて人それぞれだ。」
こんな言葉、全部嘘だった。
私は、あなたを愛し
あなたは私を愛してくれる。
でもそれは受け入れてもらえない。
私たちをみた大人たちはなんと言うだろう。
まず怒鳴る。
引き剥がそうとする。
「恋愛は人それぞれ」?
そんなの嘘だ。
違うじゃない。
人って都合の良い方へ
すぐ転がって行く。
酷い。
こんなに大きくなった気持ちは
捨てることなんてできない。
愛してる。
…愛してるのに…。