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思い付きの話

黒い道

作者: 眠い甘味処

僕は歩いてる

この先に何があるのか

何が待ってるのか分からない

けど歩く


分からないというのは怖いことだ

あと一歩踏み出したら死ぬかもしれない

あと一瞬経ったら倒れてるかもしれない

〝恐怖は未知のなかからしか来ない

既知は恐怖になりえない〟

そんな言葉を本でみた気がする

つまり僕は怖いのだ

踏み出すことが

前に進むことが


歯を噛み締めながら

足を奮い立たせながら

目を見開きながら

僕は歩くんだ


怖くても怖くても

ずっと震えていたいけど

震えてては動けない

この先にどんなことがあろうとも

僕は歩くんだ


やりたいことがある

家に帰ってやりたいしたいことが

山ほどあるんだ


ご飯を食べて


勉強をほどほどにして


本を読んで


ゲームをして


妹にかまって


姉に甘えて


父に質問をして


母におねだりをする


当たり前のことだけど

思ってみると幸せなのかもしれない


当たり前のように

過ごしてきたけど

それはかけがいのないものなのかもしれない


だから歩くんだ

光を手にするまで


あっ…やりたいことまだあったな…


あいつを殺す


次の瞬間 僕の目に光が灯った


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