感情の難しさ
私は皆からみゆちゃんと呼ばれている。
別に特別誰かより優れているわけでもなければ欠けているわけでもない。普通だ。
友達も普通にいるしいじめられてもいない。今日も平凡な毎日を過ごしている。
私は小学六年生で初めて彼氏ができた。毎日が楽しい。
好きという気持ちを伝えあうということが初めてで幸せだと心の底から感じていたのだ。
「みゆちゃん今日も一緒に帰ろうね」
「うんっ帰ったら公園集合ね。」そんな子供ながらの会話をする。
よく、子供の恋愛は遊びと同じという言葉を耳にする。だがそれは間違いではないのかもしれない。本人たちの気持ちはきっと友達への好きとそう対して変わらないのだろう。強いて変わるものとすればかっこよさだろうか。昼休み校庭でサッカーをしている子がいると目で追ってしまう。いじめっ子から守ってくれるような子がいたらその子を好きと思ってしまう。はずだ。
幸せはずっとは続かないのかもしれない。
そんな幸せ絶頂だったはずの気持ちが段々と苦しみへと変わる。
「ひどい」という言葉に慣れてしまいそうだ。
「なんで」と言われても私にもわからない。
そういつしか私は周りと意見が合わなくなってしまったのだ。
きっとそれは私は周りとは違うそう感じ始める予兆でもあったのかもしれない。
どうでしたか。こちらは連載小説となります。もし、共感や気に入ってもらえたなら嬉しいです。
続きも是非読んでいただけたらなと思います。
あなたがこれから良い恋愛ができますように。