地図&地名一覧
※本文と矛盾が生じた場合は、小説本文が正解です。このページの最後に地図の現時点での矛盾点をまとめています。他にも気づいたらそっと教えてください。
◎クイダーナ地方◎
ユーガリアの最西端に位置する地方で、鉄分を多く含んだ赤い土地であるのが最大の特徴。
旧クイダーナ帝国の本拠地でもあり、魔族が最も多く居住する地でもある。英魔戦争以前は、大陸でもっとも豊かだったが、今では荒廃が進んでいる。
「魔都クシャイズ」
旧クイダーナ帝国の帝都だった都。その中心にはクシャイズ城がそびえ、城下が広がり、高い塀で覆われている。
紺と紫を基調とした色彩で、どこか色香を感じる街並み。
「スラム=ルイド」
魔族の没落に伴い、人間族と魔族の混血を中心に構成されたスラム街。
背徳の騎士ルイドの名を冠して、スラム=ルイドと呼ばれる。
「ニーズヘッグ」と呼ばれる酒場街、「バハムートの鼻息」と呼ばれる商人街などがある。
「ダリアードの町」
魔都クイダーナから北東に十日程の距離にある町。
ダークエルフの森と隣接しており、森との共存を図る人々によって構成された。
「ザイードの村」
魔都クシャイズとダリアードの町をつなぐ街道の途中にある村。
魔都までわずか徒歩で三日の距離である。
「ヨモツザカ」
奈落までつながっており、死者に出会えるという逸話もある洞窟。(ダンジョン)
数多の財宝やルーン・アイテムが眠るが、魔物が多く、生還できるのは一握り。なお、ヨモツザカの内部でだけ効力を持つ魔法のカードが存在している。
「トレティックの町」
ヨモツザカまで半日の距離にある町。トレジャーハンターたちの憩いの場になっている。
酒場、食事処、風呂、商人街など、トレジャーハンターたちの求める物はだいたい何でもある。
「リズール川」
クイダーナ地方とルノア大平原を隔てる大河。
「川沿いの町ジーラゴン」
リズール川沿いにある都市。クイダーナ地方の最東端に位置すると言える。
リズール川を渡りルノア大平原との交易に励む商人たちにとっては憩いの町である。商人たちを喜ばせる肉料理が有名で、踊り子も多い。
「城塞都市ゾゾドギア」
リズール川の中州にある城塞。
英魔戦争の際に建築された城塞だったが、戦争が終わってからは人が住み着き、今では城塞都市となっている。
ジーラゴンと船で行き来する。
◎パージュ地方◎
かつて「白の大地」と呼ばれた、見渡す限り雪景色の広がる土地。クイダーナ地方の北に位置し、長らく人間族でも魔族でもない異民族バルートイに支配されていた。
英魔戦争後、聖騎士パージュが軍を率いてバルートイを討伐、極寒の地を自ら治めた。
そのことからパージュ地方と呼ばれるようになり、聖騎士の国パージュという言い方もされる。
「聖都ビノワーレ」
パージュ大公国の最大の都。異民族バルートイを討伐後に建設された、ユーガリアの中でも新しい都。
平和な世に築かれたこともあって防御面よりも、装飾に重きを置いている。
各所に公園や噴水がある。
「ニノル学院」
孤児院のような働きもしている全寮制の学校。
パージュ大公の聖騎士たちはここで育った者が非常に多い。
「ニフルの森」
パージュ地方北部の広大な森。
森の中には凶暴なモンスターがまだ多く生息しているといわれる。
ニノル学院で育つ子どもたちは森へ入らないよう厳重に注意されるが、肝試しとばかりに入る子どもたちも多い。
◎ルノア大平原◎
ユーガリア全土の半分近くの平地を占める広大な平原。東周りにぐるりと平原を囲むようにリガ山脈がそびえ、西はクイダーナ地方と川で遮られる。
平地が広がる一方で凶暴なモンスターが多く生息しており、ルノア大平原は各所に、城壁で囲った都市が点在する形になっている。
そのため、各都市ごとの自立が強く、まとまりに欠ける。
「農業都市ユニケー」
ルノア大平原の北東部に位置する大都市。
セントアリア地方との交易の要所。
「花の都リダルーン」
ルノア大平原の南東部に位置する都市のひとつ。
さほど大きな都市ではないものの、小都市が点在する南東部においては要所とされる。その名の通り、花が名産で、町全体が美しく覆われている。
「機構都市パペイパピル」
ルノア大平原の西部に位置する大都市。
古代の遺跡が地下に眠っており、銃をはじめとするルーン・アイテムが発掘されている。
「教会都市ミズリス」
ルノア大平原の中央西部に位置する都市のひとつ。
聖ソニュア教による統治がなされているため、教会都市と呼ばれる。
大平原の都市群の中で、最も治安が良い。
「剣の国ブレイザンブルク」
ルノア大平原南部に位置する大都市。
都市国家の一つではあるが、その中でも異彩を放ち孤立した都市。
女王制を取っており、ルージェ王国とは異なる国と言った方が正しい。一応、形式上は王国に属している。ルノア大平原の都市群の中で、最大の兵力を擁する。
「交易都市ニーナ」
機構都市パペイパピルの南に位置する、半島の先っぽにある小さな都市。
ルノア大平原、クイダーナ地方、リンドブルム地方をつなぐ海の要衝であり、多くの船が行き来する。
◎リンドブルム地方◎
ルノア大平原の南部に位置する山岳地帯。
リガ山脈から流れてくる川が多く存在し、水害に悩まされ続けている。また山岳地帯ということもあって、人が住むのに適していなかった。英魔戦争後、治水技術が確立され、人口が大幅に増加することとなった。
水資源が豊富で、布や紙などが多く作られている。
「流治都市ルギスパニア」
リンドブルム地方で最も大きな都市。西側に位置する。治水工事の技術が高い。
英魔戦争後に開拓された。
「要塞都市ミッドポーム」
リンドブルム地方の東端に位置する都市。
セントアリア地方に南側から侵入されないよう、リッケンディア石橋の建設に伴い要塞化された。
「商業都市ナルカニア」
リンドブルムの西端に位置する商業都市。
交易都市ニーナをはじめ、ルノア大平原やクイダーナ地方との海の窓口として栄えている。
◎セントアリア地方◎
ユーガリア大陸の中央。ルージェ王国の本拠地。神秘の湖とされる「アーナ湖」があり、普段から地方全体が白い霧に覆われている。
これといって目立った特産品はないが、ルージェ王国の本拠地、かつ、大陸の中央ということもあって交易は盛ん。アーナ湖の北には「自由都市連盟」と呼ばれる都市群があり、多額の税を王国に納めることで自治を保っている。
「王都ルイゼンポルム」
ルージェ王国の王都。整理された城下が特徴的。白を基調としているため、アーナ湖の霧がかかると幻想的なまでに映える。
「リッケンディア石橋」
セントアリア地方、リンドブルム地方、ルノア大平原を結ぶ。山と山をつなぐ格好で作られた巨大な石橋。
◎ルクセンドリア地方◎
セントアリアの東。帝国時代には未開発だった地域。セントアリアと陸続きだが、間に山脈がそびえたち、精霊の森もあるのでなかなか開発されてこなかった。
英魔戦争後、賢者ポニルクによって魔法都市が建設されると、精霊術の研究が盛んにおこなわれるようになった。
「魔法都市ポニルク」
『学術の祖』ポニルクによって建設された都市。ほとんどの住民は人間族で、学術的に精霊術やルーンを研究している。
「黒竜の塔」
古の昔から存在する塔。その内部は空洞になっていて、今では精霊術の学校兼孤児院のような形になっている。成績が悪いと容赦なく追い出される。逆に卒業した者は精霊術師・精霊学者としての地位を得られ、職に困ることはそうない。
◎フロンティア=テドリック◎
ルクセンドリアの南、荒れ果てた地。『開拓公』あるいは『荒太刀の騎士』と呼ばれるテドリックによって英魔戦争後、切り開かれた。
絶滅したとされる人魚や一角獣、竜の目撃情報がたびたび上がる地域。ユーガリア全土の中でも、圧倒的に強力なモンスターが多い。
一方で、古のルーン・アイテムが多く発見されるため、一攫千金を求めてやってくる命知らずも後を絶たない。
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地図の矛盾点(※そのうち地図作り直すので、それまでここにメモ。他にも気づいたら教えてください)
・クイダーナ地方の土は赤いはず。
・クイダーナ地方とパージュ地方が遠すぎる。もうちょっと陸地が近いはず。
・ルノア大平原がなんか小さい気がする。