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アホ・ロートル先生の『大人の事情で先生が教えない歴史』  作者: 阿呆澤大学名誉教授 アホ・ロートル
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『江戸時代 徳川吉宗の真相』

 おはこんばんちは!


 今回はお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんならTV時代劇でお馴染みの『徳川吉宗(暴れん坊将軍)』のお話じゃの


 モチロンTV時代劇は作り話だから、全然歴史上の『徳川吉宗』と違うのは当たり前じゃの(笑)


 学校ですでに習ったお友達は、『享保きょうほう改革かいかく』や『目安箱めやすばこ』などによって、浪費ろうひにより赤字が続いていた幕府の財政を救い、民衆みんしゅうの意見を広く聞いた名君めいくんだったと習っておるじゃろうの?


 では、実際、『享保きょうほう改革かいかく』や『目安箱めやすばこ』により何が起きたのかの?


 それを今回は紹介するぞい


 『享保の改革』は、いわゆる幕府ばくふの無駄使いをいましめて、お金を大事にしましょうと言う改革だの


 具体的には、普段の食べ物を質素しっそにしたり、幕臣ばくしん【家来】の給料をへらしたり、大奥おおおく【殿様専用のハーレム見たいな物】での女性の贅沢ぜいたくをいましめたり、江戸の町民に贅沢をいましめたりしたのじゃよ


 それで結局どうなったかと言うと、確かに幕府の運営費うんえいひ【今で言う所の国の支出】は減らす事が出来たのじゃが、江戸の庶民しょみんにも贅沢を法律でいましめた物だから、歌舞伎かぶきが禁止されて、演劇文化えんげきぶんかが下火になったり、そのせいで、役者や歌舞伎に従事して来た楽師がくし【音楽を担当する人達】などが失業したり、江戸時代は貸本が主流じゃったが貸本屋が儲からなくなったり、浮世絵うきよえが売れなくなって、絵師や浮世絵を売る店が儲からなくなったりして、江戸の町が不景気ふけいきになってしもうたんじゃな!!


 それで例の『目安箱』に、「景気が悪く成った、おふれを取り下げて欲しい」と言う意見が投稿とうこうされたりもしておるのじゃよ?


 さらに悪い事に、『享保の改革』には今で言う所の増税ぞうぜいに当る年貢ねんぐ【今で言う所の税金(お米)】の取り立て量が増えたものだから、農村も不景気になってしもうたのじゃ!


 士農工商しのうこうしょうと言う身分制度を習った友達も居るかも知れない


 これは武士が一番えらくて、次に食料を生産する農民、次に大工や家財道具かざいどうぐを作っている職人しょくにん、最後に商人と言う身分制度じゃな?


 しかし、実際には、農民や町民が一番下に見られていたのは言うまでもないの


 これをさらに悪化させたのがこの『徳川吉宗』で、農民や町民などの服装や家の作りにも文句を付けて、法律で規制きせいして、武士や商人などとの接触せっしょくまで禁止しよったのじゃ!


 これが『徳川吉宗』の歴史上の本当の姿じゃぞ!


 先生には全く『名君めいくん』には見えんがのぉ?


 さて?君たちはどう考えるかの?


 では、今回の『徳川吉宗』編はこれまで!


 次回もお楽しみにの?

 



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