1.妹は普通である。
よろしくおねがいします。
どこにでもいるような平凡な高校生である渡瀬勇一。彼は今、異常な事態にあっていた。
「おい、まて。お前今なんて言った?」
そう勇一に尋ねられたのは、銀髪の魔法使いの様な服装をした少女だ。少女は先程言った言葉を改めて勇一に言った。
「だから、貴様の妹は魔王候補の一人だと言っておるのだ。」
「はぁ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー話は、今日の朝に戻る。
「おーい雪穂!飯できたぞ。」
階段の下から、制服の上からエプロンという格好をした俺は2階にいる妹を呼んだ。そして、そのままリビングに戻り椅子に座って妹を待った。しばらくして、階段を降りる音がしてリビングの扉が開いた。
「すみませんお兄様。今日は、私が朝食の当番だったのに。」
そう言いながら新しい制服に身を通した雪穂は謝ってくる。
「気にすんなよ。まだ、制服着なれてないだろうしべつに大丈夫だよ。」
そう言うが、雪穂はまだ申し訳なさそうにしている。
「それより、早くたべないと学校遅れるぞ。」
すると雪穂は、少し頭を下げ席に着いた。
 ̄勇一と雪穂の住む渡瀬家は現在2人だけである。両親は共に仕事で海外にいる。毎月きちんと仕送りは来るし、べつに生活に問題はない。それに今日から、勇一は高校2年生、雪穂は高校1年生になるのだ。2人でもきちんと生活していけているのである。
朝食を終え準備をした後、家を出た二人は歩いて学校へ向かった。
最近注目&自身初の「妹」系小説です。まだ、序盤のタイトルの意味的なものと、日常的なシーンです。魔王化計画に関わる非日常パートは、次回以降ということになります。書く量は、その時によって変わるとおもいますがスミマセンwこれからも読んでいただけると嬉しいです。