平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第29回「目指せ! リブート」
「ここでお知らせがあります」
<はいはい。何でしょう?>
「つい先日、『銀翼のキセキ外伝 もう一人のクロネッカ』が完結しました!」
<ああ、そうだったね!>
「一応、言っときましょうか? 神の手さん、お疲れ様でした!」
<お疲れ様でした! あと、読者の方もありがとうございました>
「どうだった? 一読者として」
<私は楽しく読めたけど。でも、最後、ザウテルがアーネに何を言うつもりだったのか、分からなかったのは、ちょっとモヤモヤしたかな?>
「あれはあれでいいと思うけど。何ていうか、『開かれた未来』って感じで」
<……アミカナも読んでるじゃん。ライバルとか言ったくせに……>
「あー……まあ、ちょっとね。ななめ読みななめ読み!」
<まあいいけど。それで?>
「で、ハロウィンも近いことですし、完結を記念して、『アーネ外伝』のコスプレをしてみました」
<そうなんです。ライバルなのに>
「私はアーネ、ミカはロージェに扮しています。第2話の家督相続式での服装ですね」
<はい。後で番組のXに写真を上げておきますね>
「まあ、ちょっとロージェがね……」
<何?>
「奥手でお淑やかなお嬢様には見えないかな、と」
<しょうがないでしょ! 顔立ち的に。アミカナがアーネっぽいなら、私もそっちじゃん>
「いや、こう、内側から滲み出すものが、ロージェとは全然、ね」
<どういうこと?!>
「この偽物ロージェは下ネタ女ですから」
<ちょっと?! 酷過ぎない?!>
「さあ、それでですよ!」
<何?!>
「いよいよ来たって感じですよ」
<何が?>
「神の手の手が空いたってことじゃないですか。ということは?」
<ああ! 5000から8000PV達成番外編?>
「う~ん、まあそれもあるんだけど、もっと思い切って!」
<え? まさか……続編?!>
「あ、いや、それだとアミカナ5が主役になってしまうので……」
<ああ……映画主演を取られた恨みは大きいと……>
「まあ、そうは言ってないけど……」
<じゃあ何?>
「今流行りのリブートですよ!」
<リブート?>
「そう! 題して、『シン・時間戦士は永遠の夢を見るのか』!」
<え?!>
「どう? よくない?」
<でも……どうリブートするの?>
「えーと、最後、私が消滅しない!」
<……そういう、『アメリカ版フランダースの犬』的なことしない>
「えー……だって、悲劇ヤダもん」
<それが時間戦士の醍醐味でしょ?>
「……前も言ったけど、作品の醍醐味を、私一人に背負わせないでくれる?」
<仕方ないよね。アミカナと志音君のほぼ二人しか出てこないんだから。私なんか、シオンより出番少ないし>
「じゃあ、こうしよう! 私とミカが、二人一緒に現代に転送されて、メタクニームの球体との戦闘を繰り広げる、一大スペクタクル巨編!」
<……あの、時間転送した途端、私死ぬんですけど……>
「そこは設定を変えよう!」
<じゃあ、アミカナは何でアンドロイドになってるの? なる必要ないよね?>
「えーと、じゃあね、ミカもアンドロイド! 双子のアンドロイドが戦う!」
<……私と生身の属性を切り離したら、もうミカじゃないんですけど……>
「じゃあ、私がアミ、あなたがカナの双子アンドロイドで、合体して『アミカナ』になるの! ちなみに、私が上半身ね」
<……もう、完全に別作品じゃん……>
「とにかく! 神の手に期待しましょう!」
<えー、リブートは要らないと思う>
「私は嫌なの。もう、『ミカ、疲れたろう。私も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ』とか言いたくないの」
<……それ、フランダースの犬じゃん。しかも、私、犬じゃないし>
「以上!」
<え? ここで終わるの?>
「うん! 落ちたから」
<あ、そう。『AMラジオ>
「アミカナ・アンド」
<ミカ』でした>
<「バイバ~イ!」>
<リブートは絶対止めた方がいい……>




