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歪んだ世界の紫水晶  作者: 水霊
5/12

アメジリアとローザ

サキュバス「というか…その見た目でその口調…合わないですよ。」

だろうな。

サキュバス「あと一応名乗るときの名前とかも…」

俺「え?いいの?」

サキュバス「はい(困惑)」

名前を自分で決められるとか、最高かよ。

俺「サキュバス撲滅するマン。」

サキュバス「ダメです。」

俺「冗談だよw」

名前で思い出した。このサキュバス、名前聞いてねぇ。屋敷に着いてからでいっか。

俺「でも…一応ヒント的なの…欲しいな?」

サキュバス「え、えぇ…名前付けるのにヒント?」

サキュバスは森林を見回す。その辺の虫の名前とかつけたら許さんからな?

サキュバス「エメラルドビートル。」

俺「却下。てかエメラルドビートルってなんだよ。」

名前からして異世界のやつだろ。

サキュバス「なんか魔力を含んだエメラルドをカブトムシが食べてしまってできた、どちらの世界にも属さない生物です。」

俺「へー…。」

だがなかなかいいヒントをもらった。

俺「決めた。」

おい、名前決めただけで目をキラキラさせるのやめろ。

俺「アメジリア。」

サキュバス「ちっ。」

なんで舌打ちするんだよ。ビートルとでもいうと思ったか?

サキュバス「なんで…トパーズじゃないの…」

そっちかよ。

アメジリア「決めろって言ったのは君だよね?」

サキュバス「はい…」

アメジリア「ごめんなさいは?」

サキュバス「ごめんなさい…」

アメジリア「私が悪かったですは?」

サキュバス「私が…悪かったです…」

アメジリア「お詫びとして名乗りますは?」

サキュバス「え?」

アメジリア「だってどう呼べばいいのか分からないし、種族名で呼んだら…ねぇ?」

サキュバス「ローザです。」

アメジリア「あと少しで着くぞ、ローザ。」

ローザ「待ってください〜!」

3分弱で着いた。そういえばこの屋敷のこと全然知らないな。

とりあえずローザと距離を取りながら屋敷を探索する。

ローザ「なんで距離取るんですか?」

アメジリア「なんであの距離で追いつけるんだよ…」

ローザ「飛んでるからですよ。」

ずるいな…てか建物内で飛ぶなよ。

アメジリア「建物内で飛ぶな、わかったな?」

ローザ「はい。」

図書館らしきところに着いた。

この屋敷広すぎだろ…50分以上はかかった気がするぞ…

適当に本を取り、本の題名は…

[心源(ハーツ)について]

心源とは…魔物などの魔力を所持している者に一つずつ存在している、心源はその種類に応じた感情により、活性化し、魔力を急激に高める。同じく種類を持っている者もいる。強力な心源の場合、心源守護者(ハーツガーディアン)が寄生している場合がある。心源守護者は、心源の持ち主に力を貸したりする、強力な魔物である。伝説の十心源でも、心源守護者がいる心源は8つが限界と1000年前に判明している。ここである一人の偉大な方が驚きの言動をする。

「感情が豊富な人間に魔力を注いだら、心源守護者を増やせるのではないか?」

そう、人間に魔力を注ぎ、強力な心源を作る。そしてその人間を部下にする。もし逆らったら心源を奪うという作戦だ。

心源守護者に対抗されることも考えて多勢で行う。


恐怖で震えた。もしバイヘルムに逆らったら…怖い…

視界が真っ暗になった。


区切りがいいので、ここでキャラ達について解説します。

アメジリア 魔族 バイヘルムの力により人間の時とは全く違う姿になった。ローザ曰く、十心源(テン・ハーツ)らしいが…

ローザ サキュバス アメジリアと最初に出会った異世界から来た生物の一人、アメジリアを十心源と言うが…

バイヘルム 種族不明 アメジリアに膨大な力を与えた、何者かは不明。

犬 犬 なぜかしゃべる犬、多分エメラルドビートルと同じく、魔力のある何かを取り込んだのでは…?

エメラルドビートル エメラルドビートル 現実世界のカブトムシが、異世界のエメラルドを食べて変異した。サイズは普通のカブトムシと変わらない。

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