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歪んだ世界の紫水晶  作者: 水霊
10/12

光と闇の大天使

事実は物語よりも信じられないことがある。

ある日突然、魔族の力を得て、喋る犬…見かけたホームレスがサキュバスだった、自分が伝説の存在だった…そして天使や死神と…

どうなってんだよ!この世界は!


マゼリーア「……」


アメジリア「………」


マゼリーア「なんで…私を…?」


アメジリア「ん?適当。」


違う、本当は適当じゃない。

天使なら…心源回収にはもってこいだ。

サスピシャンを例にしよう、あいつは不信と信頼の心源。

つまり…俺が人間の頃の感情に由来している心源が多い可能性が高い、だから…救えるのは天使ってわけだ。


マゼリーア「…適当でも…私を必要としてくれるなんて…」


アメジリア「そう…か…マゼリーアは何か辛いこととか…あったのか?」


マゼリーア「…大天使に昇格する前…ずっと虐げられて…」



天使A「アンタなんかが昇格できるわけないじゃんww」


天使B「ねぇ、こいつの翼、どのくらい踏めるかやろー?」


過去のマゼリーア「やめて…やめて…」



アメジリア「あー…嫌なこと思い出させたなr…」


マゼリーア「いえ…私は持てる魔力がかなり少ないんです…雄の天使は魔力をあまり持たないので…それに…私はその中でもかなり弱くて…」


アメジリア「…それ聞くと絶対昇格できなさそうなんだが…」


マゼリーア「あー…それですか…私は心源を2つ入手した時があって…なんせ、魔力が少ない状態で過ごしていたので、わかってたんですよ…効率的な魔力の使い方を…それで認められて…心源は失いましたけどね。」


なるほど…いざとなったらこいつに託すか。

今持っている心源で機能するのは2つ。

ちょっと待って、心源ってどうやって渡すんだ?

サスピシャン(それか?自分を投げ出すみたいな?最初は俺がやってあげるぞ。)

そうか。


ん?あれって…


天使C「あーあれってマゼリーアじゃんww」

天使A「あいつ生意気だから下克上しよ?」


アメジリア「…」

マゼリーア「う…ラミエルさんにカマエルさん…一体どうして…」


ラミエル「あんたの翼…昇格してから変わったでしょ?もう一回試したくてさ。」


カマエル「隣誰?彼女?生贄??」


マゼリーア「私を…受け入れてくれた方です。貴方達なんて…!アメジリアさんに…!裁かれちゃえばいいんですよ!」


お、おい…流石に天使2人はキツいぞ。


ラミエル「へー…わかった。じゃあアンタの大切な人を目の前でボコるのも面白くね?」


カマエル「ふふふ…」


アメジリア「なぜ…マゼリーアが昇格できたか、そして…お前らは昇格できなかったか…よく理解できるな。堕天使どもかかってこい。」


俺も俺で、何言ってんだ…勝てるわけないのに…


ラミエル「魔族のくせに…」

カマエル「魂ごと消しちゃお〜」


サスピシャン「出番か…?」

アメジリア「お前はラミエルを、俺はカマエルを…」


ラミエル「心源守護者?」

カマエル「口だけじゃなかったようね。」


アメジリア「へへ…これでも…まだ奥の手の方がかなりすごいんだ、やるか。」


マゼリーア「…」




雷が…うるさい…

カマエル「どうしたのー?耳塞いでる暇あるんだー、へー。」


うるさくて…当たらない…当てれない…


サスピシャン「……」


ラミエル「バリアを使える私に連続攻撃で挑むのはやめたら?」


マゼリーア「ごめんなさい…ごめんなさい…」


使うしかないか…


アメジリア(サスピシャン…やるぞ…)

サスピシャン(やっとか。)


アメジリア「マゼリーア!ちょっと体借りるぞ!」


マゼリーア「え?」


ラミエル「…マゼリーアの姿が…」

カマエル「天使と魔の…」


アメジリア「やろうか?言っておくが命の補修はしないぞ…?堕天使ども。」


マゼリーア(魔力の使い方は…私がs)


いや、いい…体から伝わってくる。


ラミエル「調子に乗るな!」


お!光の剣と俺の影の剣だ。

光と闇の戦士ってかっこいい。


アメジリア「君のバリアは…まるで湯気だ。」


ラミエル「あっさり……」


ショックで倒れちゃったよこの天使。


カマエル「…熱線光線…」


アメジリア「んー…すこし熱いね、特別に2撃で終わらせてあげよう。」


カマエル「ひえっ…」


カマエルはラミエルを担いで飛んでった。

あ、元に戻らないとな…よいしょっと。

…脳内に…見覚えのない…アレが…


???「また臆病が災いしてるよ!」


??「ご、ごめん!だって……が怖いから。」


???「アタシが怖い?アンタが臆病なだけでしょ!」



マゼリーア「私…がやるべきなのに。」


アメジリア「あー…気にしなくていい…ただの自己満足だ、さて…人間の頃、俺も虐げられていたんだ。」


マゼリーア「え??」


全て話した、笑い者にされたあの時…突き放されたあの時……マゼリーアは涙を流して聞いている。


マゼリーア「辛かったんですね…」


アメジリア「アンナヤツラ…コロシテヤル。」


マゼリーア「え????」


アメジリア「どうした?ほら、早く行くぞ?」


マゼリーア(気のせいでしょうか…あの目は…殺意の…でも一瞬で消えた。)






またまた紹介


マゼリーア 大天使 雄の天使で、魔力をあまり持てないため、ラミエル達にいじめられたものの、魔力の使い方が素晴らしく、昇格した。心は未だに弱いまま。


ラミエル 天使 マゼリーアをいじめた天使の1人 バリアは弱い攻撃をたくさん防ぐのに向いている。


カマエル 天使 マゼリーアをいじめた天使の1人 6億℃程度の炎を扱えるが、彼女も熱さを感じるので、5000℃程度しか使わない。


サスピシャン 心源守護者 アメジリアの心源の1つの不信と信頼の守護者 毒針を飛ばしたり、口からレーザーを放つ。翼で飛ぶこともできる。


シル 死神 カナの兄でリーパバーの常連 最初、アメジリアは彼に怖気付いた。


カナ 死神 シルの妹でアメジリアに名前をつけられた 

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