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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第4章 魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)
983/1033

第983話 スパイ候補

日本の元東京本部でチーム[マスク]と[レジスタンス]の戦いが行われ様としていたその時、ジークはロシアに居た。

その目的はかつてのチームメイトであるブリュンヒルデ・キースとの決着をつける為に訪れていた。何故、その様な事になったのか、それを説明するにはチーム[ヴァルハラ]の結成前にまで遡る。

管理する神(マネジメント・ゴッド)に極秘で潜入する計画が世界意思決定機関の会議で議決した。

そして、会議の結果アメリカとロシアの中から選抜して、チーム[ヴァルハラ]を結成し、管理する神(マネジメント・ゴッド)への潜入する形となった。


「どうだね?」

「……ジークフリード・アンサンブル、圧倒的です」

「では、彼をロシアの代表としようか」

「宜しいのですか?まだ一日ですよ」

「……では、明日決定しよう。おそらく、ジークフリードで決定だがな」


ロシアのスパイ候補として、日本でチーム[マスク]との戦闘を終えたジークも参加して居た。目的はチーム[マスク]の情報を九十九一夜に伝える事と自身の故郷を滅ぼした理由と、管理する神(マネジメント・ゴッド)の目的を知る為にジークはロシアまで来て、たった一日で高い評価を得るまでの力を見せつけていた。


「凄いね。君」


ジークの元に金髪赤い瞳の中性的な男性が笑顔で話しかけていた。その男はここで一度も会話をしてこなかったジークでもこの男の事は知っていた。その実力はジークでも勝てるか、変わらないレベルであり、この中でジークが最も注目していた唯一の存在である。


「……確か、ラインハルト・フーバー」

「知っていたのかい?」

「フーバー家は代々、イギリスの王室に仕えると言われる名家だ。知らないほうが可笑しい」

「それは一族の長男だけだよイギリスの王室に仕えるのは、長男のモルドレッドのみだよ。だから僕は自由さ」

「自由に何でも出来る奴がスパイス活動に勤しむのか?」

「可笑しいかい?」

「だから、聞いている」

「自由だからこそ、選択出来た。僕には管理する神(マネジメント・ゴッド)を倒さなければ……イギリスには戻れない。そう決めたんだ」

「……そうか。詳しくは聞かない」

「それで、君は?」

「……管理する神(マネジメント・ゴッド)を倒すのは、勿論だが、それが僕一人で出来る事なんてうぬぼれる事はない。だからこそ、まず必要なのは情報だ。それを得る」

「……そう。詳しくは聞かない。……聞けそうもないしね」

「そうしてくれ」

「……君はここに居る誰よりも強い。ロシアの代表になれるよ」

「同然、君もね」

「根拠は?」

「手を抜いて、この実力だ。当然だろ?ロシアのスパイ代表になれるのは」

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