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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第6章 最強無敵(パーフェクト・ヒューマン)
920/1033

第920話 終焉

アレックスの存在が消えた事により、封印されていたジークは自由の身となり、[レジスタンス]の戦闘はここで終わりを向かえた。


「マーク・レベレスタ」

「木山廉……事実を知ってどうだ?」

「事実って?」

「お前らの弱さを中継で流し、アメリカ軍の力を見せると言う計画についてだ」

「どうも思わない。俺達は負けたとは思わないからな」

「そうだな。お陰で……計画通りにはならなかったな」

「……そうでも無いと思いますよ。貴方の姿は強くて、頼もしいアメリカが誇る男の姿でした」

「そう見えたか?」

「はい。スミスさんと同じく」

「……神器との対話を済ませたか……いずれ、木山家、檜山家の存続は約束しよう」

「いずれって?」

「いずれはいずれだ」

「……チーム[ドミネーション]を倒せたら、約束してくれますか?」

「出来ない約束をするのか?」

「出来る約束しかしません。契約書も書きましたし」

「……期待しておくぞ。早く記憶を取り戻すんだな」

「はい!」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


四月十二日

ジークの転移魔法によって、[レジスタンス]のメンバー達はアメリカから日本に戻っていた。


「……廉の兄貴、[レジスタンス]の活動は明日からで良いですか?」


雲雷のその提案を廉は受け入れ、[レジスタンス]の皆は解散するになる。

しかし、チーム[アブノーマル]の三人はその場に留まっていた。


「廉と舞はどうするの?」

「特に決めてなかったけど、玲奈さんの病室に行こうかな。紫音は?」

「僕は(ひょう)と湊斗さん、柚子さんと合流するよ」

「何かあったのか?」

「詳しくは分からないけど、これから会ってくるよ。橘強絶と口論になって、元東京本部防衛局から追い出されたみたい」

「……俺も行く」

「良いのかい?」

「あぁ、勿論だ。舞はどうする?」


廉にそう尋ねられた舞は笑顔で答える。


「私はお母さんの所に行くね」

「分かった。行こうぜ紫音」


廉と紫音は舞と別れ、ファミリーレストランダストへ向かっていた。

先に着いた廉と紫音は席に着き、待っている事にした。


「お待たせしました」


廉と紫音が座るテーブルに湊斗が訪れる。


(ひょう)と柚子さんはどうしました?」

「病院に行かれました。私は用件を伝える様に言われ、ここに来ました」

「そうですか。座って下さい」

「いえ、私は用件を伝えたら、直ぐに行くので」

「そうですか」

「……橘強絶との話し合いは橘強絶のペースで進んでいきました。まるで誘導される様に、防衛局を辞める事になりました」






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