表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第6章 最強無敵(パーフェクト・ヒューマン)
913/1033

第913話 スミスの試練

「川上の少女の異能も特殊な物なのだろう。名百剣の花剣だと思たが、違うらしい。花剣とは明らかに違う部分があるからな。他に聞きたい事はあるか?戦闘中にそんな暇はないと思うからな」

「もう大丈夫です!」

「そうか。では、始めよう」


スミスは手にしていた爆炎斧の神罰(レヴァンティン)を地面へと叩きつける。すると、廉の足元か、火柱が立ち上る。


「アブねぇ」


廉は火柱が直撃する前に避けており、ダメージは一切無かった。


「避けたか。木山、お前もレヴァンティンを持て!」


廉は素手で倒せる様な相手ではないと悟り、炎神の魔武器(レヴァンティン)を発動させる。


炎神の魔剣レヴァンティン・ソードか。降炎魔神剣(レヴァンティン)で無いのが残念だ」

「これもレヴァンティンですよ」

「……本気で言っているのか?だとしたら……ふざけるな!今お前が使う炎神の魔剣レヴァンティン・ソードは本来の半分の力も出していない。上を見てみろ」


スミスに言われるがまま、廉は上を見上げる。

そこにはスミスが先程、攻撃した炎柱が上空で留まっていた。


「俺の爆炎斧の神罰(レヴァンティン)は地面から火柱を出現させ、攻撃する方法と、火柱の攻撃後、火柱で使用した炎が上空に留まる事となる。上空にただ残る訳もない。上空にある炎はいつでもお前を目掛け、攻撃する事が出来る。意味が分かるな?」


スミスは再び爆炎斧の神罰(レヴァンティン)を強く地面へと叩きつける。すると、廉の足元は勿論だが、廉には当たらないであろう場所からも火柱が立ち上る。


「……俺への攻撃よりも、上空で待機させる炎を優先させたんですね?」

「そうだ。見せてみろ、木山!」


スミスは一瞬で廉の元へと移動すると、爆炎斧の神罰(レヴァンティン)を振るう。避けられる距離では無かった為、廉は炎神の魔剣レヴァンティン・ソードで防御する。


「良く防いだな。誉めてやる。だが、防いで終わりとは……俺は攻撃したら、それだけでは終わらせねぇよ」


爆炎斧の神罰(レヴァンティン)は光輝き、次の瞬間、爆発する。直撃した廉は吹き飛ばされる。スミスは地べたに這いつくばる廉を立つまで待つ事なく、爆炎斧の神罰(レヴァンティン)を廉の左肩目掛け、振り下ろす。


「あああぁぁ。はぁはぁ」


スミスの爆炎斧の神罰(レヴァンティン)を避ける事が出来なかった廉の左肩は切断され、爆炎斧の神罰(レヴァンティン)はそのまま、地面に叩きつけられる。


「痛みに悶えている所悪いが、俺の爆炎斧の神罰(レヴァンティン)が地面に叩きつけられる……これが何を意味しているか、分かるな?」


廉の足元は光輝き、火柱が立ち上ぼると、廉は避けられず、火柱に直撃する。仰向けに倒れる廉は上空に炎の塊が留まっている事を把握する。


(……隙が無い。このままじゃあ、殺られる)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ