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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 あらゆる扉の解放者(ゲート・リベレーター)
904/1033

第904話 登場

「……何でそこまでして強さを求めるんですか?」

「環境がそうさせた……と、言っておこう。レベレスタ家は代々……止めておこう」

「……アレックスって奴との戦闘は避けられないって事は分かりました。何とかしてみます」

「随分とあっさりしているな」

「ジェネシスさんも手伝ってくれるんですか?」

「手伝ってやりたいんだが、俺が参戦すると、マークと戦う事になる。それだけは避けたい」

「分かりました。やってみせます」

「検討を祈る」


ジェネシスは空間の扉を開き、空間を飛び越える。


「話は終わった?」

「紫音。アメリカ軍の元大将のアレックスって奴に勝てると思うか?」

「……どんな攻撃も効かない、圧倒的な攻撃力を持つ化け物って噂を聞いた事があるよ。でも、可能性があるなら、六封魔道具(タブー・シックス)

「それって魔法の鎖(グレイプニル)とか、後は……えっと、」

「……確かに魔法の鎖(グレイプニル)もその一つだよ。魔法、能力、異能を封じる事が出来る魔道具の事だよ」

「だったら、魔法の鎖(グレイプニル)で縛れば無力化出来るな」

「一般的にはね。アメリカ軍の監獄コキュートスでは冷凍だけでは捕らえられないとして、六封魔道具(タブー・シックス)の全てで封じ込めた囚人が八人居る。今回、コキュートス内の脱走の中にその八人が居なくて安心したよ」

「そんなにヤバイのか?その八人は」

「……世界を滅ぼすのが簡単と言われる実力者だよ。その八人には元管理する神(マネジメント・ゴッド)の傘下のチームリーダーだった、人物だよ。何百年も生きている人間も居るよ」

「……そのアレックスって奴の強さが分からねぇな。俺はやるよ。秋人を救わなければいけないが、アレックスを倒さないとそれも出来そうに無い」

「二手に分ける?」

「……そうしよう。でも、どう分けよう」

「……実力が偏らない様に分けられるとベストだね」


廉と紫音のその会話中、雲雷の声が割って入ってくる。


「庄司!」


その声によって、[レジスタンス]メンバーはアレックスの登場と、胸を貫かれた庄司の姿を確認する。


「……レヴァンティンを持っている奴はどいつだ?」

「俺だ」


アレックスのその問いに廉は堂々と告げる。


「お前がそうか。マーク・レベレスタが認めた男って奴は」

「知らねぇよ。庄司さんを放せ」

「……はいよ」


アレックスは無造作に庄司を投げ捨てる。


「これで良いか?」

「……紫音、悪い二手に分ける話はこいつをやってからだ」


廉のその言葉に紫音は否定せず、共に戦う決意をする。


「マークの力も衰えたか。こんな雑魚を認めるとは」

「……本人ではなく、そいつが認めたと言う俺に向かってくるとは、案外臆病だな」





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