第884話 レジスタンスとチーム[ダイヤ]
「……玲奈さんの身の安全が保証されているなら、良いけど……[レジスタンス]の総帥になったけど、良いのか?俺はお前よりも弱いぞ!」
「構わない。強いものに付いていきたい訳ではない。同じ目的の者が集まり、共に行動する。上に誰が居ようと関係無い」
「日本にも居るんだよな。皆、受け入れるかな?」
「……数名は反発しそうだな。だが、春夏冬が説得するだろう。……春夏冬の魂が近づいてくる」
「えっ?」
「……春夏冬以外にも、武田、立花、庄司も居るようだ」
「そうか。チーム[ダイヤ]とはどうなったんだろう?」
「何かあったのか?」
「チーム[ダイヤ]に急に襲われて、俺は転移魔法で飛ばされたんだけど」
「チーム[ダイヤ]のリーダーは春夏冬だった筈だが、何かあったのか?」
「秋人も驚いてたから」
「春夏冬も想定していなかった事か。詳しくは本人に聞こう」
秋人が近づいている事から詳しい話は本人から聞いた方が早いと思いジークは秋人の到着を待つ事にした。
それから暫くすると、秋人達は到着する。
「リーダー。ご無事ですか?」
秋人は到着すると、直ぐに廉の元に駆け寄る。
「あぁ、大丈夫。それよりも、チーム[ダイヤ]はどうなった?」
「……逃しました。ですが、次は殺します。これ以上、リーダーを」
「それで良いのか?仲間だったんだろ?」
「ですが」
「倒すだけにしないか?」
「ここには、紫音が舞がジークが皆が居る。俺が総帥なんだろ?決めさせてもらうぜ。俺達[レジスタンス]はこれより、チーム[ダイヤ]を救う」
「……救うとは?」
「操られている可能性があるだろう?お前の仲間だった奴等だ。どうなんだ?どんな奴等だった?」
「……味方に攻撃をする様な真似はしない連中ですよ。リーダーの言う通り、操られている可能性があります。だからと言って、皆に迷惑をかけるわけには」
「かけてくれよ。楽しい事や嬉しい事は分け合う必要なんてねぇけど、苦しい事や悲しい事や一人では抱えきれない事は分けあってくれよ。仲間だろ?俺が[レジスタンス]の総帥になるからには、お前にチーム[ダイヤ]を殺させない。したくもない事だけはさせない」
「……敵いませんね。リーダーには、言う通りにします」
「良し。皆でチーム[ダイヤ]とどう戦うか話し合おう」
「はい」




