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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第3章 骸骨腐敗龍(スカル・コラプション)
883/1033

第883話廉とジーク

「直ぐに来るって書いてある」

「そうか。ここで待っていれば、良いって事か。僕はここで失礼するよ」

「ありがとうございました」

「……ゲンマに似ず、礼儀を知っているな」

「五百年前の」

「……そうだ。急に変な事を聞くが、マークの事を知っているのか?」

「誰ですか?」

「気にしないでくれ。もう行くよ」

「はい」


ジェームズは再び国立図書館の警護へと戻る。


「ジェームズと仲が良いみたいね」


スカーレットは一人になった廉に立つ。


(木山廉。魔属性を受け付けない体質。それはレヴァンティンの加護によるものでしょうけど、それでも幻魔討伐に大きく貢献した。木山廉もう少し、貴方の事を知りたいわ)


スカーレットは謎に包まれた廉の事を知ろうと、話を続けた。


「……さっき会ったばかりですよ」

「……チーム[ダイヤ]のリーダー、ミスターXこと、春夏冬秋人(あきなしあきと)も中々の強者よ。貴方は強者を引き寄せる力でもあるのかしら?」

「そんな事はないと思いますよ。昔は強かったみたいですけど」

「……昔?」

「記憶を失ってまして、それで異能まで変わってしまったらしくて」

「レヴァンティンでは無いの?」

「同じレヴァンティンらしいですけど、何かが違うみたいですよ」

「そう。私は警護に戻るわ(……直接話を聞いても、分からずじまいか)」


スカーレットと入れ替わる様に、ジークが廉の前に立つ。


「……[レジスタンス]のメンバー達がこっちを向かっている」

「紙に書いてあった通りに来ているのか」

「紙?」

「これを渡されて」

「……見せて貰っても」

「良いけど」


廉は紙をジークに手渡す。その紙を見て、ジークは驚愕する。


(……これは、読めない。昔に見たことのある文字だが、この文字は特定の人物だけが読める様に細工されている。わざわざ、する必要があるのか?)


ジークは紙を廉に差し出し、廉はそれを手に取る。


(……木山廉には何の違和感も無いか。特定の人物だけに読める様にするには、その人物の詳細な情報が必要になる。アメリカ軍の誰がそれを知っている?)


ジークは考えいると、廉が話し始める。


「……聞いても、良いか?」

「構わないが」

「[レジスタンス]にどうして入った?」

「過去に色々とあってな。全て語っても良いが、簡潔に言うと、川上道場で人生観を変える出来事があったからと答えておくよ」

「……信用しても良いのか?」

「日本に戻れば、川上玲奈の魂は返そう」

「そんな簡単に返すって」

最終戦争(ラグナロク)に巻き込まない為だ。だからこそ、川上玲奈と川上舞が動けない状況を作った」









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