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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第3章 骸骨腐敗龍(スカル・コラプション)
881/1033

第881話 エドワードの逃走

汚染物質によって、エドワードの肉体は消え去り、そこには何も残らなかった。しかし、管理する神(マネジメント・ゴッド)No.9チーム[バベル]のリーダーを務める男がこんなにあっさり、終わるとは思えないジェームズは骨組みの龍の姿から人形へと戻ると、エドワードが居た場所に向かった。


「……別の場所に向かうか」


何も残って居ないこの場所に留まる理由も無い為、再び骨組みの龍の姿となり、背中から翼を生やし、アメリカ軍の本部にいるジェームズ本体に情報を与える為、その骨組みの龍はアメリカ軍の本部を目指し、飛び立つ。


ーーーーーーーーーーーー


ジェームズによって、肉体も骨も残らない状態で殺られたエドワードは現在、最強の魔帝竜(アジ・ダハーカ)の異能によって、竜の首を別の人物の体に入れ込んだ事によって、生存を続けていた。

アメリカのとある建物に潜ませていたチーム[ダイヤ]のメンバーの首元から竜の顔を貫かせ、三つの首を出現させると、その者の命と引き換えに最強の魔帝竜(アジ・ダハーカ)の姿として復活を遂げた。

エドワードは竜のその姿から人形へと戻ると、不機嫌そうに立ち尽くしていた。


「……ジェームズ、不意打ちとはやってくれる。やり返しても良いが、チーム[バベル]の仕事は終えている。ここは撤退だ」


自身の怒りを抑える様に、自分に言い聞かせる様に告げる。冷静さを取り戻したエドワードは再び最強の魔帝竜(アジ・ダハーカ)の姿となる。どす黒い体に頭が三つのその竜は三つの首を動かし、その場に居た三人を三つの頭で一人ずつ、食らった。


(……ジェームズは勿論、他の大将も居るからなぁ。念には念を入れておくか)


三人を食らった事によって、エドワードの自身の命と三つ分の命を得た事によって、自身の生存確率を上げ、逃走を始める。

それと共に、待機させていたチーム[ダイヤ]を全員動かす。チーム[ダイヤ]全員にはエドワードの異能である最強の魔帝竜(アジ・ダハーカ)の頭を入り込ませた事によって、操作権を得ており、エドワードの思うように操作が出来る状態である。

エドワードは自身の逃走確率を上げる為だけにチーム[ダイヤ]を囮に使う事を決めた。


「……アメリカ軍、暴れるチーム[ダイヤ]を置き去りにして、俺を追うことは無い」


エドワードのその言葉通り、これ以上エドワードを追うことは誰も出来ず、チーム[ダイヤ]、アメリカ軍の一部の人間の対処をする事となる。


「……ジェームズ、お前の骨が近くまで来ているらしい」

「分かった。回収してくる」


本部から出たジェームズは骨を自らの肉体に入れ込み、その骨の情報を得る。


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