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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1章 絶対零度(アブソリュート・ゼロ)
832/1033

第832話 コキュートス

アメリカには牢獄が大きく分けて、2つ存在している。

一つは世界共通に存在している罪人達を魔法の鎖(グレイプニル)によって、魔法、能力、異能を封じた上で、それらのエネルギーと生命エネルギーを吸収させ、アメリカのエネルギー問題を解決させる牢獄。

二つ目は吸収を行う事なく、純粋に捕らえておく事だけを目的とした牢獄。

その牢獄は[コキュートス]と呼ばれ、地下七階まで存在しており、深い程温度が低くなっている。

その理由は最下層である七階にはアメリカ軍の大将の一人レイチェル・レイバーの存在である。レイチェルの能力絶対零度(アブソリュート・ゼロ)によって、この場はこの世で最も低温な場所であり、この世の何処を探しても、能力、異能によって誰かが温度を下げた所で、ここには及ぶ事は絶対にないとされる場所で、大罪の囚人はここで冷凍保存さている。

そんな[コキュートス]は世界中の犯罪者が集められた場所でもあるが、未だに脱走の記録は無いと、される牢獄である。

七階に居るレイチェルは常に能力を発動させており、その冷気は一階まで届いており、七階と一階では温度違い、階層が深い程、囚人の罪の重さが違うとされている。[コキュートス]の中と、外の間には魔法の鎖(グレイプニル)に存在しており、[コキュートス]内の冷気を遮断している。

そんな[コキュートス]の七階にて、長い金髪で白衣を身に纏ったレイチェルは白い息を吐きながら、何年も動かす氷付けになった囚人の数を数える任務を行っていた。

[コキュートス]何ではこの囚人の数の確認位しかやる事はなく、レイチェルはそれを終えると睡眠に入るを繰り返すを続ける日々を過ごしていた。

今日も[コキュートス]内の囚人の数を数え終わり、眠りに付く筈だった。

しかし、この日はそれをすることはなかった。

原因は


「数が減っている」


それはレイチェルが[コキュートス]内の監守として五年間で初めての出来事であった。何度数えても七階の囚人の数が二人減っていたのだ。

世界中から集められ、鉄壁とまで言われたその牢獄から脱走出来たのは、未だに出ておらず、仮にこの二人が脱走に成功していたとなると、アメリカは勿論、世界中に衝撃を与えるものとなることはレイチェルも理解していた。

レイチェルは七階だけでなく、一階~六階までの悪人を終わらせる。


「……合計で128名が消えた?」


レイチェルは元々居た囚人の数と現在の囚人の数の差から居なくなった数を把握する。絶対零度(アブソリュート・ゼロ)は常に発動しており、囚人達が逃げられるタイミングが無い上での脱獄はレイチェルに疑問だけを残した。






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