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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 穢れなき聖剣(オートクレール)
813/1033

第813話 フランス五大部隊解散

管理する神(マネジメント・ゴッド)No.5チーム[メメントモリ]の侵略から解放されたフランスは上層部の一部の人間とフランス兵に加え、フランスの上層部の一人ガーロンを捕らえた[レジスタンス]の面々がフランスの防衛局に集まっていた。


「何か、場違いな気がするんだけど」


廉のその言葉はその場に居る[レジスタンス]のメンバー達も感じているものであった。


「リーダー。それは我々も同じです。しかし、フランスからの直々の誘いを無下には出来ませんので」

「そうだよな」


[レジスタンス]がその場で浮いており、それを唯一気にかけたオリヴィエが廉の元にやって来た。


「済まないね。君達は遠くから見て居心地がとても悪そうだから、来てしまった」

「そんな事は」

「君には感謝している。木山廉、君のおかげでローランは救われた」

「それは無いですよ。自問自答の穢れなき聖剣(オートクレール)のおかげですよ」

「自問自答の穢れなき聖剣(オートクレール)は説明だけではその本質は理解出来ないものだと思っていたが」

「実は、俺もその自問自答によって、答えが出せたんです」

「なるほど、体験済みって事か。それなら、納得が出来るよ」

「……所でローランは?」

「ローランは色々あって、旅に出たよ。それは君も聞いていたはずだよ」

「……はい。でも、帰って来ますよ」

「不思議だな。君は今のローランとは違うが、昔のローランに良く似ている」

「昔のですか?」

「そう。昔のローランは……」


昔のローランについてオリヴィエが廉に話そうとしたその時、その話を際切る様に老人が割って入ってくる。


「良いかな。オリヴィエ君」


フランスの上層部の一人の老人のその問い掛けにオリヴィエは直ぐに対応せる。


「済まない。ここで失礼するよ」


オリヴィエは老人の元に駆け寄ると直ぐに、フランスの上層部の一人がマイクや拡声器も無く、地声で叫ぶ。


「……フランスはチーム[メメントモリ]によって、多大な被害を受けた。この事を受け、フランスは五大部隊の解散を決定した。そして、新たに十二の部隊とし、その十二の部隊を率いるリーダーには穢れなき聖剣(オートクレール)の所持を許可し、フランスの戦力アップを試みる」


その言葉は聞いていたフランス兵達を驚愕させるには十分過ぎるものだった。

今まで五大部隊のみしか存在しなかった部隊を十二まで増やすこともそうだが、フランス兵達を驚愕させたのは穢れなき聖剣(オートクレール)の存在である。フランスの象徴として、知られるその聖剣の所持は今まで禁じられており、見ることさえ難しいものであるからこそその言葉は耳を疑うものとなった。







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