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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 穢れなき聖剣(オートクレール)
811/1033

第811話 レジスタンスの結束

「あぁ、知ってる。って言うかあの老人なら、そうするだろう」

「……そうだね。……ローラン君が帰って来るのを待っているよ」

「何年かかるか分からんぞ」

「何年でも待とう。このフランスにて」

「……それじゃあ、フランスは任せるぞ」

「その前にノブレスが覆った無数の魔手と、何よりもガーロン様をどうにかしないとな」

「親父なら、廉の仲間が、対処してくれている」

「そうなのかい?」


オリヴィエに見つめられた廉は答える。


「その通りです。俺も仲間と合流しても良いですか?」

「ガーロン様はフランスの上層部の人間であり、これはフランスの問題なのだが、何故君は協力的なんだ?」

「……どの国でも関係無いですよ。困っているなら、誰でも助けるそれが[レジスタンス]の総帥である俺の考えだからです」

「見返りも無く?」

「はい!」


そう言い切った廉を目を真っ直ぐ見て、察する様にオリヴィエは微笑む。


「ならば、ガーロン様は[レジスタンス]に任せよう。僕達はフランスの上空を対処する」

「……任せます!」


ーーーーーーーーーーーー


フランスの上空を覆う無数の魔手の対処をローラン、オリヴィエの二人に任せた廉はガーロンと戦っている[レジスタンス]のメンバー達と合流するため、来た道を引き返していた。


「……あれ?」


廉は到着すると共に白い物質によって拘束されているガーロン姿がそこにあった。


「木山どうした?」


武田は戻ってきた廉に気づいて、慌てて声をかける。


「……ローランは自問自答の穢れなき聖剣(オートクレール)によって、正気を取り戻した様だ。俺も自問自答の果てにやるべき事を見つけられた。[レジスタンス]の総帥として困っている人を助けたい。日本の本部や支部を選ぶこと無く、国境も関係無く助けたい」


廉の言葉を聞いて、秋人は間髪入れずに即答する。


「リーダーがそうおっしゃるなら、俺は従います」

「世界ってこれはでかく出ましたね。廉の兄貴」


雲雷のその後に武田は食らいつく。


「雲雷。木山は[レジスタンス]の総帥。それが木山の意思なら従うが俺達の義務だ」

「武田さん。俺は否定したつもりなんて無いですよ。俺もやりますよ。世界中回るのは好きなので」


その場に居るメンバー達の答えを聞いて廉は戸惑う。

反論も予想していた廉にとって、皆の反応は戸惑うものだった。


「良いのか?俺の独りよがりの考えに付き合ってくれるのか?」


廉のその問いかけに三人は答えは全く同じものだった。


「「「はい!」」」

「……頼む!」


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