第81話 新たなる作戦
「ドレア様これからどう致しますか?」
「そうね。先ずは、作戦を組み立てましょう」
私達チーム[カオス]のメンバーはこれからについて話を始める。
梓さんの裏切りによって今日までの作戦は檜山家、木山家に筒抜けになってしまった。その為、今までの作戦は使えなくなってしまった。
最悪な事に檜山家と木山家は手を組んで居ると言っていたし、そこに攻める訳だけど対策をされているはずで私達の能力等も伝わっている可能性もある。最初よりも明らかに難しくなっている。一体ドレアさんはどうするの?
「ドレア様。チーム[ゼロ]に応援を頼みますか?」
ルーナさんの提案にドレアさんは無言のままだ。
そもそもチーム[カオス]は管理する神の傘下のチーム[ゼロ]に所属しているチーム。ここの建物にはチーム[カオス]とチーム[ゼロ]が居る確かに頼めば力を貸してくれるかもしれない。
今のままの状況では厳しい。それはここにいる[カオス]のメンバー全員が分かっている事だ。ドレアさんもそれは理解しているだろう。けど、ドレアさんは無言を貫いている。
「私達でやりましょう」
ドレアさんのその一言に皆驚く。
ここに居るメンバーはドレアさん、ルーナさん、八重ちゃん、浴衣ちゃん、琴音さん、私の6人だ。この6人でどうやって奇襲をするのか、私には分からない。無謀な事をする様な人には見えない。まだ分からない事だらけでけどドレアさんの行動は一切の無駄が無い。それはここに来て間もない私でも理解できた。
「作戦はシンプルに行きましょう。これから山梨県に向かうわ」
予定よりも五時間も早く任務が開始する。
私達の移動方法はドレアさんの転移魔法での移動となった。
私達は山梨の山に到着した。
山に着いた私達の他にも動かなくなった梓さんも一緒に移動してきた。
「ルーナ。始めるわ」
「はい。ドレア様」
ルーナさんは能力を発動させる。
梓に対して、これは何処かで見た気がする。
これは鉄の処女だ。
ルーナさんは梓さんを担ぎ鉄の処女の中に入れる。入れ終わったら扉を閉める。扉の隙間、眼からは血がゆっくりと流れる。
「この贈り物。喜んでくれるかしら?」
「どうでしょうか?」
ドレアさんは魔法陣を展開させ、梓さんが入った鉄の処女を何処かに移動させた。
「これからが任務よ。先ずは浴衣貴女の能力で地面を沼地に変えて、ルーナはその後直ぐに巨大な切断機を頭上に造り出して」
「「はい」」
ルーナさんと浴衣ちゃんは返事をする。




