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第789話 エネルギーの塊

秋人は全身から放たれた黒いオーラは悪霊の様な姿になると幻魔の周りを囲い始める。


「リーダー。幻魔がこれから放つ、幻覚、能力は吸収します。リーダーは何も考えず、幻魔に攻撃をお願いします」

「……頼りになるな。頼むぞ」

「はい!」


廉は幻魔の元まで走ると、黒炎神の魔剣レヴァンティン・ダークネスを振るう。幻魔は自身の体を霧へと変化する事で廉の一撃を避ける。


「くそっ!霧になると攻撃が当たらねぇ」


廉の攻撃を霧になることで逃れた幻魔は直ぐに元の体へと戻っていく。


「なるほどな。霧になる時間が短くなったな。悪霊の様なものがエネルギーを吸収してくれるから、霧になれる持続時間が短くなったな。って事は連続で攻撃すれば、当たりそうだな」


廉が幻魔に攻撃を当てる目星をつけた廉は再び、幻魔の体へと斬りかかる。

幻魔にその攻撃は避けられると思っていた廉は戸惑ってしまう。

幻魔に攻撃が当たった事に


「……避けねぇのか?」


廉はその後気がつく。幻魔の背後に秋人が出現させていた黒いオーラで造られた悪霊の様な存在が何体も幻魔に絡み付き、幻魔の動きを封じ、幻覚、能力を発動しようとしている幻魔からそのエネルギーを直ぐ様吸収していることで、廉の一撃を避ける事無く、幻魔自身の左腕で廉の一撃を防ぐ事になっていた。廉の攻撃が当たった事でその立役者であり、廉の背後に居る秋人へ目を向ける。


「……リーダーこのまま吸収を終えて下さい」

「あぁ、ここまでお膳立てして貰っておいて、失敗は出来ねぇよな」


廉は黒炎神の魔剣レヴァンティン・ダークネスの黒い炎と、黒いオーラを更に放出させ、幻魔からエネルギーを吸収し始める。

廉と秋人の二人による吸収を受け、幻覚はその場から離れ様と暴れ始める。


(行ける。そのまま、押しきれる)


廉は黒炎神の魔剣レヴァンティン・ダークネスを更に押し当てて、エネルギーの吸収を更に促す。


(リーダーの吸収は俺が予想していたよりも、凄いものがある。しかし、俺の吸収も合わさっているのに、エネルギーの枯渇が無い様に感じる。……ある程度の予測はしていたが、幻魔は十鬼シリーズは……エネルギーの塊だ!)


二人の吸収量は二人が留めておく事が出来ない所まで来ていた。


「……仕方ない。リーダー、ここは一旦引きましょう。俺もリーダーもキャパシティを越えます。吸収を止め、溜め込んだエネルギーを放出させましょう」

「……分かった」


廉は幻魔から離れ、背後に居た秋人の所まで移動する。


「……リーダー、十鬼シリーズはエネルギーの塊なのかもしれません」

「どうゆう事だ?」





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