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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第2章 真夜中の侵略者(ナイトメア・インベーダー)
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第770話 正気を取り戻したローラン

ノブレスは黒いオーラを放出を始める。


「無駄な事だと理解出来ている筈だ。本体も無く、黒いオーラは今ここにあるだけで戦えると?」

「お前のつよさは規格外だった。しかし、俺の力も規格外だと、自負している。奪った宇宙なる原則スペース・プリンシプルと俺の異能侵略者の支配(プレデター・プランツ)はまだ使えるぞ」

「……侵略者の支配(プレデター・プランツ)で奪うつもりか?」

「フランスにはまだまだ奪える物が多い」


ノブレスはその言葉を実行するよりに、オリヴィエが破壊した壁に黒いオーラを放ち、外へと黒いオーラを放つ。


「まずい。外には待機させていた部隊が」


オリヴィエは外に待機させていた部隊がノブレスの侵略者の支配(プレデター・プランツ)の餌食になる事を何よりも恐れた。

侵略者の支配(プレデター・プランツ)は黒いオーラと接触させた者と体を一方的に繋げ、ダメージをつなげた者へ与える事や魔法、能力、異能をノブレスが使用する事が出来ることから、多くの人間と体を繋げてしまわれたら、多くの人質と、魔法、能力、異能の使用を許す事になる。


「……ジャンヌ行けるね」

「はい!」


オリヴィエの指示を受け、ジャンヌは背に生やした焔の翼をはためかせ、破壊された壁へと飛行を始め、このままでは、ジャンヌの体が通れない事から、不滅聖焔剣(デュランダル)を振るい壁を破壊し、外へ脱出する。


「オリヴィエ・シュヴァリエ……お前は行かないのか?」

「……ローランを置いては行けないからね」

「……おや、そのローランのお目覚めだ」


ローランは頭に手を起き、体を起こす。

そして、思い出す。今までの事を。


「俺は、俺は……なんて事を」


ローランの脳裏にノブレスによって、動かされた時の記憶が脳を支配していた。今までの殺害、脅し等ローランの意思とは反するその行動はローランの精神を崩壊させるのに十分なほどであった。


「俺は悪くない。俺のせいじゃない。俺は知らない!」


ローランは慌てて、その場から走って逃げたす。


「待つんだ。ローラン!」


オリヴィエの呼びかけに耳を傾ける事無く、ローランは走り続けた。


「罪の意識に耐えられなかったか」


慌てて逃げたローランを見て、嘲笑う様に告げた。


「オリヴィエ・シュヴァリエ。ローランの体を支配していたとき、幼少の記憶を見た。仲が良さそうだったが……今は違うみたいだな?」

「僕とローランが過ごしたあの時はとても短い時間だった。それでも、僕達は親友と呼べる仲になったと思っていたんだ。だからこそ、ローランがチーム[スターゲイザー]のリーダーになったとき、お互いに背を預け、肩を並べ、同じ時を過ごせると思ったんだ。でも、それは出来なかった……お前がローランの体を支配していたからだ!」

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