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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第2章 真夜中の侵略者(ナイトメア・インベーダー)
761/1033

第761話 神器の弱点

地面に腹をつけたまま、顔を上げ、チーム[ナイトメア]のメンバー、リーダーの体から黒いオーラを吸い込み、吸収を続けていた。

そんな中、チーム[ナイトメア]のメンバー、リーダーに異変が起きた。

メンバー達は倒れ込み、懺悔するものや、頭を地面に打ち付ける者まで居ない。それはレオナルドの異能である死神の魔剣(デスカリバー)が影響している。死神の魔剣(デスカリバー)が出現した時、共に出現した悪霊の様な存在が吸収しているのは、生気や幸福等のプラスな感情であり、悪霊の様な存在に長く体から黒いオーラを出現されれば、残るのは負の概念のみであり、その者には今までの苦しみ、悲しみだけが頭を埋め尽くされ、精神的に破壊されてしまう。悪霊の様な存在が幸福等のプラスのエネルギーを吸収するなら、白いオーラではないかとされているが、これはレオナルドが相手の負のエネルギーも一緒に吸収させ、相手の弱点等の情報を得ると共に、小さな不幸な出来事等を吸収して、相手の頭には不幸な出来事のみを残し、精神破壊を早めようとしていたのだ。悪霊の様な存在は相手のプラスなエネルギーと共に負のエネルギーを同時に吸収しており、見た目では黒いオーラしか吸収していないように見えてしまう。

そんな中、チーム[ナイトメア]のリーダーザザスも悪霊の様な存在に吸収を続けられ、過去の記憶が頭を支配していた。

すると、ザザスは耐えきれずに、嘔吐する。

レオナルドは悪霊の様な存在からザザスの過去の情報を得た。


「そんな目で……同情するな!お前には分からない。平和ボケしたお前らには俺の気持ち等、分かる訳もない」

「同情なんて、していない。君はー」

「黙れ!」


ザザスは全身から黒いオーラを大量に放出させる。

その黒いオーラを触れたチーム[ナイトメア]のメンバー達は一瞬にして、深い眠りについた。

そんな黒いオーラはレオナルドの元にまで達していた。

その黒いオーラがレオナルドに接触すると、レオナルドは一瞬で眠りに誘われる。しかし、レオナルドの体内から黒いオーラは悪霊の様な存在に吸収され、レオナルドは目を覚ます。


死神の魔剣(デスカリバー)は自身の負を悪霊のそれに吸収させ、他人の幸福を吸収する。自分は幸せになり、他人を不幸にする剣みたいだな」

「……端から見たら、そう見えるのかな?」

「実際は違うと?」

「どうだろう?」

「……まぁ、良い。神器を体内に宿す能力、異能力者の一番の弱点は神器を奪えば良い。お前の死神の魔剣(デスカリバー)を奪えば、終わりだ」

「奪われても、消して、体内にもどせば良い」

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