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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第2章 真夜中の侵略者(ナイトメア・インベーダー)
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第759話 ローランの企み

アルクのその言葉を受け、ローランの上官は更に分からなくなっていた。


「……ローランはある時から歳をとっていない」

「えっ?」

「あいつの異能によって、あいつの老いは異能によって繋げられた誰に肩代わりしている。あいつの企みは俺を犯罪者にして、フランスの実権を握ろうとしている。俺にはもう止められない。ここで俺はお前を殺し、一生ローランに異能だけを提供する者となる」


アルクは涙を浮かべ、ローランの上官を一瞬にして殺害する。

そんなアルクを称賛するかのように、ローランは拍手を送る。


「見事ですよ。これで貴方はフランス最強から、フランス最低な男へと成り下がりました。おめでとうございます。後の事は俺に任せて下さいね」


ローランはアルクの両手に魔法の鎖(グレイプニル)を巻き付け、アルクの殺害を報告。

アルクは直ぐにフランス兵によって捕らえられ、終身刑が下された。

フランス最強の部隊であるチーム[スターゲイザー]のリーダーのこの不祥事

によって、チーム[スターゲイザー]が解散まで話がもつれたが、ローランの登場によって、その解散の話しは帳消しとなる。

それはローランがアルクと同じ異能が使えたと言う理由が大きかった。

強力な異能を持つ事からチーム[スターゲイザー]は現在の形のまま、維持されている。しかし、実績の無いローランがフランス最強の部隊を率いる事に反発した者も出たが、反発した者はある日を境に反発する事は無くなっていた。

このナイトメア・クリスマスでローランの不審な現場を見た者は少なくとも二人居た。

援軍として、イギリスから来たモルドレッド・フーバー。フランスに元々居たオリヴィア・シュヴェリエの二人だけだった。

ナイトメア・クリスマスにおいて、イタリアも攻撃を受けたものの、イギリス、フランスに比べれば、被害は少ない位であった。


ーーーーーーーーーーーー


ーイタリアー

攻め込んだ敵戦力は少ないものの、チーム[ナイトメア]のリーダーが指揮を取り、イタリアを攻め落とそうとしていた。しかし、イタリアの最強の部隊が不在な事もあって、最近新たに結成されたチーム[レクイエム]のリーダーであるレオナルド・アルバーニにチーム[ナイトメア]のリーダーの討伐が言い渡された。


「僕がやるんですか?」

「そうだ。イタリアの最高戦力は世界の各地で任務についている。防衛部隊は最終ラインの防衛を任せてある。だが、わざわざ、敵を最終防衛ラインに近づける必要も無い。そこでだ。君には敵が最終防衛ラインに近づく前に倒して貰いたい」

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