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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1部 忘却の炎神
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第74話 神の異形な手(ゴッド・イレギュラー・ハンド)

私の神の義手(ゴッド・ハンド)は生物以外を手に変える事が出来る能力でぬいぐるみに他人の能力を入れておけるはずも無い。けど覚醒した私の異能神の異形な手ゴッド・イレギュラー・ハンドは別だ。どうやら私の異能は生物以外を手に変える所は変わらないけど、一つ違う所がある。それは、ぬいぐるみだ。お母さんの悪魔属性の能力をぬいぐるみの中に入れておけるこの能力は死んだ人間だけに使えるみたい。ただし全てが手で悪魔属性の悪魔の翼は生えず、変わりに悪魔の手が背中から生える。

ドレアさんが私にくれたドラゴンのぬいぐるみは多分竜の兵隊(ドラゴノイド)の能力者を殺し、能力をぬいぐるみに入れろって事だと思う。

ドレアさんの考えが違ったとしても私はやる。

この男を殺し、能力をぬいぐるみの中に入れ、私の手にする。


「化け物め」


男は後退りしながら告げる。

私は背中に生えた2本悪魔の手を確認する。

力が溢れる。お母さんの力が……

私の右手が少しずつ黒色に変わっていく。

悪魔の手だ。お母さんの力が私の中で溢れる。負ける気がしない。


「悪魔属性の異能も能力も希少なもののはずだ。こんな事が……」


私は背中からもう一本の悪魔の手を生やす。

これで3本手だ。

一本を地面深くまで伸ばす。

私はリュックからドラゴンのぬいぐるみを取り出す。


「良いだろう。俺の全力を見せてやる」


数体のドラゴンが男の元に集まる。

右手が竜化していたが次々と竜の鱗が全身に広がっていく。


「どうだ。これで俺は竜そのものだ。悪魔と竜どっちが強いか。始めようか」


男は全身に竜の鱗を纏い、走ってくる。

私は竜の鱗の強度は分からない。

だけど、私がやる事は何も変わらない。

私は地中から悪魔の手を伸ばし、男の両足を掴む。

男はバランスを崩し、無様に転げる。

私はゆっくりと歩き始める。

男は両足を悪魔の手に捕まれている為動けない。男は悪魔の手を退けようとして動いているが、全くできていない。

少しずつ迫る私を見て男は酷く怯えている。

それでも私は止まらない。


「……見逃してくれ」

「……女性達がそう言ったら貴女は見逃した?」

「……」


嘘でも即答も出来ないなんてどこまで女性を……

私は背中から生えた悪魔の手を使って男の両手を掴む。

これによって男の両手、両足は使えない。

私は悪魔の手となった右手を男の心臓に向ける。


「ふざけるな。女の分際で」

「……だからこそ私は戦う女の子達が見下されないように」


男は能力を使ってドラゴンを造り出す。私は地中から悪魔の手を伸ばし殺していく。

そして、私は死んだドラゴン達を使って……


「馬鹿な……ドラゴンを手に変えるだと」

「私の神の異形な手ゴッド・イレギュラー・ハンドは生物は変えられないけど死体なら別、貴方を殺し、貴方も私の手となる」


私はドラゴンの手を伸ばし男の首を締め付ける。

暴れる男は少しずつ大人しくなっていく。

私は男を手に変える。

……これで良い。

私はドラゴンのぬいぐるみを男の手に握られる。

男の手は小さくなり、ドラゴンのぬいぐるみに取り込まれる。

私の神の異形な手ゴッド・イレギュラー・ハンドは保管が出来るみたい。何でこんな事が出来るのか……何故か私は理解出来た。

異能力者は思いの力で異能力の力を引き出す事が出来ると言う私のこれもお母さんと離れたくないと思ったから……考えすぎかな?


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