表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第3章 滅びを告げる銀狼(フェンリル)
673/1033

第673話 雷魔

雷魔。

オランダ、フランスにて、落雷を連続して落とした鬼である。オランダを数分の間落雷を落としたのち、フランスに行きそこでフランス最強の女と言われるジャンヌ・ストラーダによって、一度敗北をしてからは消息を経っていた十鬼(じゅっき)シリーズの一体である。

そんな雷魔の目の前に立ったルーカスは右手を差し出し、魔力を雷魔へと向け、放つ。

ルーカスの魔力を受けた雷魔は一瞬にして、凝縮されサイコロの様な形へと変化する。


「流石は、ルーカスね。チーム[ソード]の副リーダーだけはあるわ。そして、風魔を凍りつかせた貴方もね」


ブリュンヒルデのその言葉を受け、ルーカスは湊斗へと目を向ける。


「……そうか。倒したのか?」

「凍りつかせただけさ」


ブリュンヒルデは突然拍手をする。


「凄いわ。ご褒美に教えてあげる」


風魔、雷魔の全身からは黒いオーラが放出し、姿が変化する。


「……人間になった?」


湊斗は激しく動揺する。それは予想も出来なかった出来事でもあったが、動揺した理由はそれでは無かった。風魔も雷魔も可笑しい事は弱い事は疑問に思っていたが、それが人間だとは感じさせない程のものがブリュンヒルデにはあるのだと言う事に動揺していた。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


地下廊下の外、大量の竜で拳魔を捕らえていたドラゴは異変を感じ、竜を消し去る。


「……なんだ?この男は」


そこには拳魔の姿は無く、一人の男の死体があった。それを見たドラゴは直ぐに理解する。


(確か、ブリュンヒルデ・キースは黒魔術(オーバーロード):変装術の使い手だったな。だとすれば、副リーダーのジークフリード・アンサンブルが黒魔術(オーバーロード):降霊術で抜き取った死体をブリュンヒルデが黒魔術(オーバーロード):変装術で拳魔の姿にしていたのか)


ドラゴがその考えに至った時、ドラゴは気がつく。


(不味いな。だとしたら、今見えている敵の姿は偽りだ。地下に居る連中はそれを理解しているのか?)


ーーーーーーーーーーーーーーーー


地下廊下。

湊斗はブリュンヒルデの黒魔術(オーバーロード):変装術に気がつくと共に、能力を発動させ、氷神雪剣(コールド・スノウ)を手にする。

すると、直ぐ様ベルセルクへと投げつける。

ベルセルクは避けようともけずに、ブリュンヒルデもただ剣には手を出さずに立ち尽くしていた。氷神雪剣(コールド・スノウ)はベルセルクの顔面へと突き刺さる。


「思った通りだよ。もうここにはベルセルク・フルベルクは居ないね」


湊斗のその言葉通りベルセルクだと思われていたその人間はブリュンヒルデの黒魔術(オーバーロード):変装術で欺けられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ