表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1部 忘却の炎神
66/1033

第66話初任務

私の初任務は大阪に拠点を置くチーム[ドラゴノイド]の壊滅。

[ドラゴノイド]は[カオス]の人達を何人も殺している。

黒川八重さんはそこから生き延びた人だ。

今回は私、浴衣ちゃんと八重さんの三人で侵入、殺害の全てを三人でやる事になったのだけど、三人できつすぎるのでは?

私は[カオス]に入ったばかりで知らない事が多いと思うけど……素人の私から見ても難しく感じるって事はかなり難しい任務になるんじゃ……

嫌、浴衣ちゃんは一年もやってきている様だけど……普段の浴衣ちゃんから強さは感じなれない。それに八重さんは一度同じ任務で失敗しているみたいだし、言っていけば幾つでも出てくる。

一番の不安要素は私だ。

私は覚醒をまだ上手く扱えない。

普通の神の義手(ゴッド・ハンド)は十分とは言えないけど扱える……けど覚醒した神の義手(ゴッド・ハンド)は別だ。

覚醒した私は黒いオーラを全身から出し、通常の神の義手(ゴッド・ハンド)では無くなる。

今、分かっている事は覚醒すれば……ペガサスのぬいぐるみの様に閉じ込めた能力の手を造り出す事が出来る事位だ。

ペガサスのぬいぐるみには私のお母さんの悪魔属性の能力を入れている。

早く覚醒した神の義手(ゴッド・ハンド)をものにしないと……


「問題は移動方法ね」

「そうだよね。私の転移魔法を使う?」


八重さんと浴衣ちゃんは大阪の移動方法について話し合っていた。

ここに入れる程の知識は私には無い。

移動方法については二人に任せても良いよね。

私の出来る事は少なすぎる。

だからこそ、出来る事は全力でやる。


「……決まりね」

「うん」


浴衣ちゃんと八重さんは私を見つめる。

移動方法が決まった。


「じゃあ、浴衣ちゃんの転移魔法を使って移動しよう」


私は移動方法について浴衣ちゃんの提案を採用した。


「……転移魔法は良いけど大阪の何処に転移するのかが問題ね」


八重さんの言う通りだ。

人が多い場所は問題外だし、人が居ない所が良いよね。

う~ん。

人が居ない所……山位しか思い当たらない。


「山は駄目かな?」


私は思った山を提案する。


「うん。人も居ないし、良いと思うよ」


浴衣ちゃんは直ぐに賛成してくれた。

しかし、八重さんは考え込んでいた。

八重さんは一度[ドラゴノイド]と戦っていて、失敗をしている。やはり、慎重にもなるのだろう。


「転移魔法で山に移動のは良いと思う。けど何処の山に……」


八重さんは納得してくれたのか?まだ考え込んでいる。

そんな八重さんに浴衣ちゃんはいつもの様に明るく接する。


「どこでも大丈夫だよ。早く行こう」

「浴衣、貴女には分からない[ドラゴノイド]はただのならず者の集まりじゃあ無い。舐めてかかれば失敗するわ。前の私の様に」


一度失敗したからこそ八重さんは慎重になるんだ。

そんな八重さんだからこそ説得力がある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ