第640話 鏡の国の支配者(ミラー・オブ・ルーラー)
巨大な鏡に写っていた桜は巨大な鏡が破壊されると鏡と共に破壊される。
天舞音は間髪入れずに舞を取り囲む大量の桜を取り囲む様に巨大な鏡を造り出すと、天舞音は不適な笑みのまま、全ての鏡を破壊する。
全ての桜を捕らえた鏡が全て破壊された事によって、舞を取り囲む大量の桜は全て破壊される。
「やっと、姿が見えたわ」
全ての桜が消え、舞の姿を捉えた天舞音は手元に手鏡を造り出す。
天舞音が次の行動を開始しようとしたその時、舞は紅桜を大きく振るうと、大量の桜は竜巻の様に渦をおこしながら、天舞音の元へと向かっていく。
「紅桜:不知火型:桜吹雪」
妖魔剣創造でのみだけが、紅桜を出現させる事が出来、紅桜こそ舞の神器である。そんな紅桜の覚醒の一つが技になっている。
紅桜:不知火型:桜吹雪は紅桜で出せる桜の量を遥かに越える桜の量を増やすと共に威力を増強させる事が出来る攻撃型の奥義である。
そして、現在の舞の最高の一撃と言える威力を誇る技を目の前にして、天舞音は表情を崩さない。ただ、天舞音は冷静に対処するだけだった。
天舞音は自身の目の前に巨大な鏡を出現させる。
舞の一撃は天舞音が出現させた巨大な鏡に接触したその瞬間、桜は全て鏡の中へ入り込んでいく。全て桜が鏡の中に入り、舞の一撃が放ち終わると、巨大な鏡は天舞音が手に持てる位まで縮んでいた。
そんな縮んだ鏡を天舞音は手にする。
「……本気の一撃だったかしら?」
「……そう。紅桜で私が出来る最高の一撃だった。私にはまだ分からない事がある」
「何?」
「貴女が私の目の前に現れたのは……偶然?」
「……違うわ。偶然は装ったけど、あのデパートには、貴女が居ると知っていたから、私と貴女は出会ったのよ」
「どうやって、知ったの?」
「私の異能は鏡の国の支配者は鏡に写ったものを全て私の管理下におく異能よ。私はこの異能で貴女の仲間の姿を鏡に写して、その仲間の持つ情報を得たのよ」
「そんな事出来る訳無いでしょ」
「良いわ見えてあげる」
天舞音は手鏡を造り出し、鏡に舞の顔を写し、それを固定した。
そして、天舞音はその手鏡を舞に見せつける。その手鏡に写った舞は動く事なく、固定され、写真の様に停止していた。
「……この手鏡を私の脳に直接入れれば、貴女の情報を得る事が出来る。でも、それをやっても面白くもないし、だから、私は奪っていくわ」
そう告げた天舞音は舞が写った手鏡を投げ捨てる。
地面に落ちた手鏡は割れる。
しかし、舞自身には何も変化は起きなかった。体だけは




