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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 暴滅氷神竜(タイラント・ブリザード)
575/1033

第575話侵入する者達

黒いオーラに包まれた氷の塊は一瞬にして、消滅する。

氷の塊の消滅したことによって、六三四(むさし)は残った氷を飛び越えた。


「……相手は中々の男らしいな」


六三四(むさし)は倒れ込む亮太と優菜と厚美が倒れ込んでいる事から氷の城に向かった湊斗が一人で三人を倒した事を直ぐに理解した。

それに加え、元日本五大剣客を務めていた厚美を倒されている事もあり、六三四(むさし)は湊斗の実力がかなり高いと認識する。


「それで、どうする?怪我人を置いていくか?」


楠木は怪我人の多さから六三四(むさし)に確認を取る。

それによってはこれからの対応が変化する為、楠木としては最初に確認しておきたい事だった。


「そうだな……」


判断出来ずに、考え込む六三四(むさし)に舞は駆け寄る。


「私が残って、皆を見ているよ」

「……分かった。では、頼もう」


舞の提案を受け入れた六三四(むさし)は氷を飛び越え、楠木達と合流する。

合流を果たした六三四(むさし)は氷月に目を向ける。


「お前はどうする?」

「……残るわ」

「そうか。では、怪我人を頼むぞ」

「……残るけど、面倒は見ないわ」

「えっ……まぁ、一人が見ると言っているから、構わないが」


戸惑いながらも、六三四(むさし)は氷月との会話を終え、楠木の隣へと移動する。


「……侵入するメンバーはどうする?」


楠木のその問いに六三四(むさし)は用意していた答えを口にする。


「女達と怪我人以外は氷の城へ侵入する」

「……分かった。では、行こうか」

「ああ、その前にチーム[クリムゾン]の二人には念のため聞いておこう。付いてくるのか?」


六三四(むさし)の問いに正宗は答えようとしたが、隣に居るデュークの答えを聞かずして、自身の考えだけで答えを出す事は出来ない事だ。個人としてなら問題無いが、チーム[クリムゾン]のメンバー同士として行動を共にする必要がある。その為、正宗が出す答えはデュークに合わせる為、全てはデューク次第である。

そんな正宗を察してか、デュークは無言のまま頷く。


「良いのですか?」

「構わないよ」

「……分かりました。では、共に行かせて貰います」


正宗のその答えを聞いた六三四(むさし)は行動を開始する。


「それでは、行こう!」


氷の城の内部に向かうメンバーが決まり、四人は氷の城の内部へと侵入を果たす。

氷の城の内部に侵入した四人は全てが氷で造られたその内装に戸惑いながら、周りを眺めていた。周りを見つめ終えると、玄関から離れた正面の壁にヒビが入っている事をデューク以外の三人は気がつく。


「そのヒビはチーム[アブノーマル]の女剣士が吹き飛ばした時に出来たものだな」



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