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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1部 忘却の炎神
55/1033

第55話 過去の事件

チャイムが押してから数秒で一人の女性が出て来た。

この人が川上玲奈。黄金宝石の剣(バルムンク)の異能力者で日本最強の女と言われている人。


「……もしかしたら佐倉紫音君?」

「はい。突然の訪問で申し訳ございません」

「気にしなくても良いわ。今日、学校はどうしたの?」


迷ったが僕は今日あった事を全て話した。


「……そう。とりあえず、上がって」


僕は玲奈さんに言われたまま、家に上がらせて貰った。

とりあえず、話は聞けそうだ。

リビングまで歩いて来て玲奈さんは椅子に座る。


「座って」

「はい。失礼します」


僕は椅子に座る。

玲奈さんは少しうつむくと、ゆっくりと話を始めた。


「話す前に一つ良いかしら」

「はい」

「この話は廉にはもちろん舞にも黙って貰っても良いかしら」


廉と舞に?

どうやら、廉の過去には相当な何かがあった様だ。僕以上の……


「分かりました」

「ありがとう。あれは二年前の山梨県で全てが始まった。檜山家、木山家は互いに競い合うそうな関係だった。だけど、そんな日常にある組織が乗り込んで来た。管理する神(マネジメント・ゴッド)の傘下日本を拠点とするチーム[ゼロ]」


[ゼロ]?

確かチーム[フレイム]だった筈だ。


「チーム[フレイム]じゃ無いんですか??」

「そうなっているわ。けど実際は違う。日本を拠点にしている[ゼロ]が襲撃したの。そして女性たちは韓国のチーム[フレイム]に引き渡されたの」


管理する神(マネジメント・ゴッド)……日本にもあるなんて、韓国にもあるのか。資料室で見た記録と明らかに違う。


「日本は各国から攻められ弱体化する一方、貴方には知る覚悟はあるかしら?」

「……教えて下さい」


何があろうと廉と共に戦って見せる。

氷雪が日本を最強にすると言った。

今、僕に出来る事は日本で何が起きたのかを知ること。そして僕は強くなる。日本で生きていく為に、大事な人達を守る為に……


「良いわ。二年前の山梨県の事件大きく関わる事になる一人の女の子の話を」

「女の子が、檜山家、木山家を襲ったんですか?」

「彼女は至って普通の女の子だった。だけど能力がいけなかった……」

「そんなに凄い能力だったんですか?」

「えぇ、神能力者よ。チーム[ゼロ]は現在大きくなりすぎた」


……僕が思ったよりも日本は不味い状況なのか?


「どこから話せば良いのかしら……あの子の全てから話すわ」

「お願いします」

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