表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1部 忘却の炎神
35/1033

第35話 2対1

「行けそうか?」

「うん。大丈夫」


舞は自信満々だ。

妖魔剣創造(ゴースト・バース)を使えるのか?

舞は深呼吸をする。

緊張してるみたいだ。

久しぶりに使うからか?

それにしても何の剣を創造するんだ?

妖魔剣創造(ゴースト・バース)は妖刀、魔剣、妖魔剣に加えてこの世に無いとされる剣まで作れてしまう。

ここで舞が何の剣を創造するのか……全く想像出来ない。

舞は一本の剣を握る。

剣からは煙が上がってる。

……何の剣だ?


「始めるか。山梨に行く前に手土産を持っていかないとな」


手土産?

ふざけるな。そんな理由で紫音を舞を巻き込んだのか。


炎神の魔剣レヴァンティン・ソード


俺は炎神の魔武器(レヴァンティン)を発動させ、炎神の魔剣レヴァンティン・ソードを出す。


「二人とも剣か……」


ニヤリと石原碧人は笑うと俺が握る炎神の魔剣レヴァンティン・ソードに違和感を感じる。

俺が持つ炎神の魔剣レヴァンティン・ソードは石原碧人の氷によって地面と固定されてしまった。

押しても引いても固定されている。

舞も俺と全く同じ状況だ。


「どうした?」


石原碧人は余裕そうに俺達を眺める。

動く様子も攻撃する様子も無い。

舞は凍りついた剣を諦め、新たに剣を創造する。

創造した剣は普通の剣?

確実なのは妖刀、魔剣、妖魔剣じゃあ無いことは確かだ。

俺の炎神の魔剣レヴァンティン・ソードは未だに凍りついており、手を放しても地面から伸びた氷によって落ちもせず浮いた状態だ。


「試してみるか」


そう確かめたい事がある。

俺の炎神の魔剣レヴァンティン・ソードの炎は石原碧人の氷を溶かす事が出来るのか?

試してやる。

石原碧人の氷によって地面と固定された炎神の魔剣レヴァンティン・ソードを握る。


「うおおおぉぉ」


炎神の魔剣レヴァンティン・ソードから大量の炎を出す。


「嘘だろ」


炎神の魔剣レヴァンティン・ソードからは炎が出ているが氷の溶け方は余りにも遅かった。


「やっと溶けた」


溶けるには溶けたが……時間がかかりすぎる。

舞は何度も剣を創造出来るが石原碧人の氷を切ることも防ぐのも難しいだろう。

炎神の魔剣レヴァンティン・ソードなら時間はかかるが溶かすことができる。紫音の氷を溶かすか?

俺は紫音に目を向ける。


「悪いんだけどさ……この三人で殺ろうぜ」


石原碧人の声だ。

俺は石原碧人に目を向ける。

俺の考えが分かったのか?

舞は剣を持ち構えてるが攻撃する様子はない。

久しぶりに使った妖魔剣創造(ゴースト・バース)の影響はない様だ。

影響が出るとしたら紅桜位か?

影が急に形を変える。

俺の背後に大きな氷の壁が現れる。

どうやら紫音の氷を溶かす事は出来そうに無いな。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ