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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 黒神の重力(ブラック・ホール)
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第262話 集合

買い物に来ていたチーム[リベンジャー]は地下駐車場所に集まっていた。

しかし、そこには長谷川の姿は無く、その場から離れようともしていなかった。


「それでこれからどうしますか?」


最初に口を開いたのはナギアだった。

ナギアのその問いにナギサは暫く考えると答える。


「先ずは、皆が会った成田、山瀬について教えて」

「成田はまるで別人の様になっていました。彼の能力重力操作(グラビテーション)は覚醒しており、黒神の重力(ブラック・ホール)になっていて、厄介な相手だと思われます」

「覚醒を?」

「はい。成田はオリジナルの情報を全て手に入れたと言ってましたが」

「普通の人間の脳が耐えられるわけないのに」


ナギサは深くは考えず現状を正しく認識するべく、愛花に山瀬の情報を聞き出す。


「それで、山瀬って人は?」

「山瀬って人も覚醒していたわ。空間移動(スペース・ムーヴ)異空間移動ディファレント・ムーヴになっていたけど」

異空間移動ディファレント・ムーヴってどんな異能だった?」

「……詳しくは分からないけど、別空間を造り出して、私との戦いでは速度が一定にされたけど」

「つまり、自身が造り出した空間内では自身が造ったルールを与えるって所かな」


ナギサは今までの事から一つの答えを出す。


「異空間を造れるとしたらこのショッピングモールからは出られそうに無いね。ショッピングモール全体を別空間に包んでいると思うから」

「では、ここから出られないのか?」


ナギサのその言葉に大地は不安をナギサにぶつける。


「山瀬って男を倒せば何とかなると思うけど」

「そうか。先ずは、山瀬を倒せば良いのか」


大地のその台詞を聞いて、京は決意を固める。


「それじゃ、成田は俺一人でやる。残り全員で山瀬をやれ」

「京」


ナギサは京がやろうとしている事を止めるべく、声を荒げる。


「どうした?」

「駄目だよ。成田は京一人で倒せる相手じゃあ無い」

「だとしても俺はやるぞ」

「でも」

「心配するな。この力は制御してやるから」


ただならぬ、雰囲気で会話する二人を見て、大地は提案する。


「何を言い合っているか分からないが、作戦としては良いんじゃないか?」

「……分かった。京の言う通りに別れよう。正し、私は京に着いていく」


一人で戦おうとしていた京はナギサのその台詞に食い付く。


「何を言ってる?」

「心配だから」

「わざわざ、危ない場所に来る事無いだろ?」

「だからだよ。危ないでしょ」


京はナギサのその言葉に何も言い返す事無く、受け入れた。

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