第258話 山瀬準(やませじゅん)
山瀬準。
空間移動とその覚醒異空間移動を能力と異能を扱う男だ。
山瀬は成田と同じくチーム[三羽烏]の残りのメンバー候補の一人だ。
山瀬は長谷川と愛花との戦い前に山瀬は一つの試練に立ち向かっていた。
「デュラーク様。俺も成田もやられました。あいつらの手の内にはナギサも居ます。増援を」
「何故?」
「えっ?」
「悪いが、こちらはチーム[ヴァルハラ]との合同作戦がある。そいつらからは手を引け」
「何故です。ナギサ程の神能力者をあんなもの達に」
「あんなもの達?……こいつらに負けたのだろ?ナギサは確かに魅力的な能力を持っている。しかし、その能力は管理する神が多くの人造人間を造る事によって、オリジナルの存在は否定されている。現在は数が把握出来ない程の多さだ。全てを合わせれば、オリジナルを軽く超える」
「しかし……」
山瀬がデュラークに反論しようとしたその時、黒髪の男が近づく。
「悪いが早くして貰うか」
「ジークフリード・アンサンブル。チーム[ヴァルハラ]の副リーダーがこんな所に居るなんて」
「彼は?」
ジークは山瀬を見つめながら、デュラークに尋ねる。
「今回の作戦には参加しない者に興味が?」
「そうですか……それでは案内してもらえるとありがたいのですが……」
「直ぐに」
デュラークはジークを案内する
デュラークが山瀬を通りすぎ、ジークは山瀬を山瀬を通りすぎて直ぐの事だった。
「このビルにもプロジェクト・ナギアによって造られた人造人間が居るそうだ。会ってみたら?」
ジークは囁く様に山瀬に告げるとデュラークの後に続き歩いていく。
残られた山瀬は考え込む。
しかし、答えは直ぐに出た。
山瀬はプロジェクト・ナギアによって造られた人造人間が居るであるだろうと思われる場所を訪れる。
「……お前がナギサ……なのか?」
「いいえ、ナギサとゆうオリジナルから造られたナギアです」
「……そうか」
「それで、山瀬様は何の要件ですか?」
「俺の名前を知ってるのか?」
「はい。山瀬様だけではなく、チーム[ゼロ]、[三羽烏]、[スケルター]、[ハンド]の皆様の顔と名前は把握しております」
「なるほどな。確かに普通の子供では無い様だな」
「はい。オリジナルの神の頭脳程ではありませんが、私達、人造人間五体を合わせればオリジナルと同等の知識量と同じになる計算です」