表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 黒神の重力(ブラック・ホール)
255/1033

第255話 魔法、能力、異能の進化

「まずは、進化の種類ね」

「はぁ」

「ため息しない」

「分かったよ。それで?」

「魔法、能力、異能の進化について教えるね」

「あぁ、簡潔にな」

「魔法の進化は二種。白魔術(オーバーライド)黒魔術(オーバーロード)の二種。能力者はここまでだけど、魔法だけしか使えない者は次の進化に目覚める事が出来る。僅かな人間しか出来ないけど白呪術(ハイパーライド)黒呪術(ハイパーロード)に目覚める事が出来るの」

「なるほど」

「しっかり理解してる?」

「何となく」

「京は魔法が使えないからここは覚えなくても良いけど次からはしっかりと聞いて、理解してね」

「あぁ」

「次は能力の進化ね。能力の通常の進化は能力向上(レベルアップ)。そして、異端の進化、覚醒。能力から外れ、異能に目覚める事があるんだよ。そしてここからが能力者の面白い所、能力は能力向上(レベルアップ)すると能力向上(レベルアップ)前の能力と能力向上(レベルアップ)後の能力二つが使えるの。それとは別に覚醒すると能力は使えず、覚醒後の異能力だけしか使えなくなるの。覚醒を自在に操る事が出来る人でも切り替えるには時間がかかるからそこが弱点にもなるんだよ」

「話、長くない?」

「次で最後だよ」

「じゃあ、手短にな」

「異能の進化は覚醒と呼ばれるの。異能者は複数の覚醒が出来るのが特徴だよ。ただし、能力が覚醒しても一つだけの異能しか獲得出来ないの」


ナギサの話を聞き終わると京は立ち上がる。


「つまり、俺の能力地獄戻り(デッド・リターン)はお前の神の頭脳(ゴッド・ブレイン)によって底上げしたって言ってたな?」

「うん。正確には能力の底上げと言うよりも京の潜在的な能力だよ」

「俺は魔法が使えないから……覚醒しているのか?」

「確かに、黒いオーラは黒魔術(オーバーロード)や覚醒の象徴とされるけど例外もあるよ」

「じゃあ、俺の黒いオーラは……」


地下の駐車場にサイレンが鳴り響く。

それに続いて人々の悲鳴が続く。


「この悲鳴……近いな」

「ここは駐車場だからね」

「何かから逃げてるみたいだな」

「京、合流しよう」

「あいつ達なら転移魔法で逃げる事が出来るだろ?」

「……相手によって状況は変わるよ」

「……連絡先交換してねぇからな。目で確認するしか無いな」

「早くしよ」


ナギサは駆け足でエレベーターに向かう


「エレベーターは無理だ。壁を壊して行くぞ。何処を壊せば上に行ける?」

「壁を壊す?」

「既に上は破壊されてるだろう?だったら地下の壁の一つや二つ壊しても問題無いだろう」

「……嫌、あると思うけど……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ