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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章 黒神の重力(ブラック・ホール)
253/1033

第253話 手術終わりの成田

成田智則(なりたとものり)は薄暗い部屋の中、目覚める。

成田は頭を抱えて、部屋の外に出る。


「成田様」


頭を抱え、ふらつく成田を見て心配そうに研究所の職員は近づく。


「邪魔だ」


成田は重力操作(グラビテーション)を発動させる。

近づく研究所の職員を地面に叩きつける。

研究所の職員は地面から起き上がる事が出来ずに倒れ続ける。

そんな研究所の職員をそのままにして、成田は外を目指す。

そんな成田の考えは一つにはまとまってなかった。

その原因は数時間前に終えた手術であった。

ナギサの神能力、神の頭脳(ゴッド・ブレイン)の情報が入っていたチップを脳に埋め込む、インプラットの手術が終えてから今まで無かった情報が頭の中に入ってきていた。

そんな成田は一つの答えを出そうとしていた。


ーーーーーーーーーー


廉と亮太の二人が戦っていたその頃。

昨日の成田のと戦いが終わり、現在は数時間が経過していた。


「長谷川翼です。宜しくお願いします」


チーム[リベンジャー]が隠れ家(アジト)の大広間でくつろいでいると、長谷川は大広間に響き程の声の大きさで告げた。


「あぁ」


朝から元気な長谷川を見て渡辺京は適当に答えた。


「貴方が助けてくれたんですか?」


長谷川は自身の能力電光石火(ライジング・スピード)で移動すると、京との距離を詰めて、告げた。


「顔、近くない?」


京はいきなり間近に近づくて来た長谷川に冷静に対処する。


「あぁ、すみません」


長谷川は京に言われて、顔を京から放す。


「京、今日は買い物に行こう」


京の隣に駆け寄って来たナギサは無邪気な笑顔で近づく。

そんなナギサを見て、普通の子供の様に感じ、京はどこか嬉しそうに微笑む。


「どうかしたの?」


微笑む京を見て、ナギサは不思議そうな表情で京に尋ねる。


「何でもねぇよ」


京は冷たくナギサを引き離す。

ナギサは頬を膨らませ、怒りを露にする。


「買い物は?」


怒った口調でナギサは京との会話を続ける。


「日用品は欲しいからな」

「じゃあ」

「行くか」


京のその答えを聞いて、ナギサは隠れ家(アジト)に居たチーム[リベンジャー]のメンバーに買い物に誘いに向かう。


「僕もお供しても良いですか?」

「……勝手にしろ」


京のその答えを聞いて長谷川は嬉しそうに笑みを浮かべると、大広間に居た中鏡愛花の元に移動した。


「それにしても元気な奴だなぁ」

「そうだな」

「買い物と言うのは何を買うんだ?」

「色々」

「あの研究所の事だが……」

「……今はするな。今日は買い物だ」


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