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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第3章重力操作(グラビテーション)
221/1033

第221話 スケルター

「俺が殺るか?」

「嫌、俺が殺る」


スケルターは城山の提案を拒否する。


「構えろ」


武装した男達は銃を構える。


「スケルター。どうする?」

「……さっき言ったろ?俺が殺る」


スケルターは能力を発動させる。

それと同時に銃を構えた男達は地面に吸い込まれる様に落ちていく。


「……スケルター。噂通りだ。空に飛べない奴は撤退だ」

「「間に合わねぇよ」」


司令塔の指示に城山とスケルターは同じ台詞を告げる。

スケルターは武装した男達を全て透けさせた。

これによって男達は地面に吸い込まれる様に落ちていく。

通り抜け(ノー・ストップ)

自身を含めて全てのものを透けさせる事が出来る能力。

スケルターは透けさせる事と具現化を自在に操る事が出来る。

透けさせる状態で物体に触れている状況で具現化すれば物体を破壊してスケルターの体を優先させて、具現化させる。

これを使えば、相手の心臓に体の一部を触れて、具現化させれば簡単に殺す事が出来る。

しかし、具現化した状況なら触れられてしまう。その為基本的相手を透けさせ、地面の下に落として具現化させ、浮き埋めや地球の中心のマントルで具現化させるかだ。マントルは高温な為、生きられず、骨も残らないだろう。


「戻るか」


スケルターの一言に城山は歩き出すスケルターの後に続く。


「そう言えば[三羽烏]の最後のメンバー何だが、決まりそうだ」

「そうか」


城山に話にスケルターは興味無さそうに答える。


「成田か檜山か。どちらにしても俺には関係無いが」

「成田?檜山?」


城山の話に聞いた事も無い名前を聞き、スケルターは城山に聞き返す。


「成田はプロジェクト・ナギアを任せた男だ。覚えて無いのか?」

「……お前は覚えているのか?」

「……何とかな」

「それで檜山は?」

「山梨支部に居るチーム[クリムゾン]のリーダーだ。北海道支部で戦った時に覚醒が始まっていた」

「お前と戦った?」

「あぁ」

「そいつ生きてるのか?」

「檜山は覚醒を見せた。俺はそれ以上手は出さなかった」


城山の話を聞いてもスケルターはどこか上の空だった。

そんなスケルターを見て、城山は話を変える。


「チーム[スケルター]の副リーダーはイタリアに行ったきり戻って来ていないようだが、どうしたんだ?」

「さぁ、死んだかもな」


話を変えた城山は相変わらず上の空のスケルターを見つめる。


「スケルター。チーム[ゼロ]の中で、無神派閥とスケルター派閥何て言うものが出来て居る。お前はどうするつもりだ?」




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