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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第6章 黒呪術(ハイパーロード):錬成術
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第179話 原型崩壊(スクラップ・クラッシュ)

「ここは俺がやる……女、転移魔法で移動だ」


仁は東京本部の地下施設から連れて来たメイド服の女に告げる。

仁はチーム[クリムゾン]を逃がす為、目の前に居る男と戦う道を選ぶ。


「待ってくれ」


そんな仁に碧人は止めに入る。

チーム[クリムゾン]で中学生時代から共にやって来た碧人は仁一人置いていけないと仁の説得を試みる。


「お前一人置いていける訳無いだろ」


碧人の説得を見ていた正宗は名殺神剣(めいさつしんけん)の刃をを鞘に納め、仁を見つめる。


「よろしいのですか?」


正宗は最後の確認を取る。


「正宗……こいつらを頼む」


正宗は能力で出現していた名殺神剣(めいさつしんけん)を消す。


「ご武運を」


正宗はそう言い残すとその場を仁に任せ、メイド服の女に転移魔法を使わせる。メイド服の女の転移魔法により、五十嵐、碧人、正宗、メイド服の女はその場から離脱する。


「お前見たいな雑魚が俺に勝てるのか?」

「勝てないとでも?」

「……死なないと理解しない様だな」


仁は右手を紅色の炎を包ませる。

これは仁が攻撃を行う際いつもやる行動の一つだ。

仁は右手を城山に向ける。

仁の右手に包まれていた紅色の炎は激しく燃え上がり、円形の形に変換する。

仁は城山に向けて紅色の炎をぶつける。

炎は円柱の形を保ちながら城山に襲いかかる。

その紅色の炎は地面に触れる事は無いが地面を焼いていく。

紅蓮の炎(クリムゾン・フレイム)は炎系の能力でもトップクラスの火力と破壊を持つ世界でただ一人檜山仁だけが使う事が出来る能力だ。

そんな激しい炎を見ても城山は一歩も動かずに立ち尽くす。

城山は中指と人差し指を擦らせると共に衝撃波を造り出す。

その衝撃波は仁が放った紅色の炎とぶつかる。

衝撃波とぶつかった紅色の炎はガラスが割れる様にして破壊される。

衝撃波は地面をえぐりながら止まる事なく、仁に向かっていく。

仁は咄嗟(とっさ)に魔法陣を展開させる。


「……魔法も使えたか……どのみち止まらねぇ」


城山の言う通りで、仁が展開させた魔法陣は防御の役割を果たす事無く、破壊させる。紅色の炎と同じく、ガラスが割れる様に。


(……やはり、全てを破壊するな……だったら)


仁は魔法陣を背後に展開させる。

仁はその魔法陣に飛び込む。


「……転移魔法か……逃げたか?それとも……」


城山の背後に魔法陣が展開され、仁は直ぐ様出てくる。右手に紅色の炎を包み込ませながら。

仁は右手を固く握りしめ、その拳を城山に振るう。その瞬間、城山は背後に移動した仁に気がつく。


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