表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第6章 黒呪術(ハイパーロード):錬成術
166/1033

第166話 救出

「廉……彼らに任せても良かったと思う?」

「……檜山仁は一度は俺の命を取ろうとしたけど……何故か任せられる……そんな気がする」


廉の曖昧の答えに紫音は微笑む。

機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナと戦いを繰り広げていた廉と紫音はチーム[三羽烏]、[クリムゾン]の乱入、チーム[クリムゾン]のリーダー檜山仁に提案で他の仲間を助けに行けと言われ、その場をチーム[クリムゾン]に任せ、川上舞を探す為現在加藤家に向かい走り出す。

加藤家に到着した廉と紫音はそこで加藤彩乃と川上舞を発見する。


「二人とも無事みたいだね」

「あぁ」


紫音に二人の無事の知らせを受け安堵した廉だが、疑問が残る。

戦った相手は命を奪わず、倒しただけで収まった。だとしたらその相手は一体誰なのか、廉には分からない事だ。


ーーーーーーーーーー


廉達を逃がしたチーム[クリムゾン]はチーム[三羽烏]との戦いが今始まろうとしていた。


「チーム[ゼロ]の誘いを断るのか?」

「答える必要があるか?」

「嫌……もう良い」


仁が目の前に立った時点で答えは出ている。

城山は苛立ちの表情から健やかに微笑む。

それはチーム[クリムゾン]からしたら異様な光景だった。

チーム[ゼロ]から仲間に加える為に手を出す事は禁じられていた城山はチーム[クリムゾン]に攻撃出来る状況に思わず笑みを溢す。

好戦的な城山にとってチーム[クリムゾン]と戦えるチャンスに心踊らせる。


「デュラーク……こいつらは殺しても良いよな?」


城山は念のため隣に立つデュラークに尋ねる。

デュラークはチーム[クリムゾン]として立つ鎧を着た男を見つめる。

答えを返さないデュラークに苛立ち城山はデュラークの顔を確認する。

デュラークの顔を見て、城山は右手を親指と中指を擦らせる。

それと同時に衝撃波が鎧の男に向かって飛んでいく。


「……もしかしてと、思ったマジだ」


赤色の鎧を身に纏った男の白い兜は簡単に壊される。

その姿に城山は笑みを溢し、デュラークは物寂しそうに見つめる。

その姿に驚いたのはチーム[クリムゾン]に新たに加わったメイド服の女と五十嵐京介も同じだ。

鎧の男ーデューク・クラークは昔兄のデュラーク・クラークによってデュラハン・ブレイブによってデュラハンにされた過去を持つ。


「デュラーク、お前の弟がこのチームに加わる何てな……偶然か?」

「どちらにしても……やるべき事は変わらない」

「殺しても良いんだろう?」

「……斉木正宗は神能力者だ。殺す事は出来ないよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ