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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第1部 忘却の炎神
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第16話 明かされた力

……檜山仁(ひやまじん)は武器以外に使えるとしたら……

1つだけあるじゃないか?

……そんな人間が存在しているのか?

檜山仁(ひやまじん)の能力について考えていた俺だが、檜山仁(ひやまじん)は両手に紅色の炎を宿す。


「もう終わりにするぞ」


どうする。この考えは確証が無い。

……言ってやる。


「お前は……能力の他にも魔法が使えるんじゃないか?」


どうだ?

これが俺の考えだ。

まずはいつも手に宿す紅色の炎が檜山仁の能力だ。

そして俺の炎神の魔剣レヴァンティン・ソードの炎を防いだのが、魔法による魔方陣だ。そして檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎の能力を強化したのも強化魔法の一種。

これで合ってるのか?


「……それがどうした?」


えっ

意外すぎる答えだった。

俺は最も動揺するかと思っていた。

俺の方が動揺してる。

……檜山仁(ひやまじん)はそれ程に自信があるって事か。

つまりは檜山仁(ひやまじん)は自身の能力、魔法に加えて俺の炎神の魔剣レヴァンティン・ソードを持つとこによって三つの力を持つつもりか?

どれだけ贅沢するつもりなんだ?


「怖じ気づいたか」

「嫌、勝てるかもしれねぇ」


俺は右手を炎に包ませる。

炎の勢いが徐々に弱まり姿を見せる。


「……次は銃か?」

「あぁ、こいつで勝負だ」


俺は炎に包まれた銃を檜山仁(ひやまじん)に向ける。


「……お前じゃあ、俺には勝てない。レヴァンティンで俺にダメージを与えられなかったお前じゃあ無理だ」


確かに檜山仁(ひやまじん)の言う通りだ。

俺の異能炎神の魔武器(レヴァンティン)で最強なのは炎神の魔剣レヴァンティン・ソードだ。

だが、炎神の魔剣レヴァンティン・ソードでも檜山仁を倒す事は出来なかった。

なら、色々な武器を炎神の魔武器(レヴァンティン)で作り出して檜山仁(ひやまじん)の弱点を見つけ出す。


「やって見なければ分からないだろ」


俺は炎神の魔武器(レヴァンティン)で作った銃の引き金を引く。

それと同時に銃口から弾ではなく炎が勢いよく檜山仁(ひやまじん)に向かっていく。


「無駄だ」


檜山仁(ひやまじん)の手前で魔方陣が展開する。

俺が撃った炎は檜山仁(ひやまじん)が出した魔法陣にぶつかる。

俺の持つ銃の勢いが無くなり、出なくなってしまった。

俺はその銃を地面に叩きつけ、新たに炎に包まれた銃を造り出す。


「何度も言わせるな。お前じゃあ、俺には勝てない」

「だからって認められるかよ。死んでたまるか」


どうする?

檜山仁の防御も攻撃も隙が無い。


「次は俺の番だ。まだ殺さないでやる」


……まだ?

そうか。あいつの狙いは俺の炎神の魔剣レヴァンティン・ソードだ。

異能者の武器を奪うには出した状態で殺さないと無理だ。

今、檜山仁(ひやまじん)は俺を殺す事が出来ないって事か。

檜山仁(ひやまじん)は右手を握り締め、俺に向かって殴り付ける。

それと同時に紅色の炎が回転しながらやってくる。

炎神の魔剣レヴァンティン・ソードで防げるか?

嫌、出したら檜山仁(ひやまじん)は手加減をしなくなる。

銃じゃあ、防げない。俺は銃を捨てる。

銃は炎に包まれ、消えてしまった。

ここは炎神の魔剣レヴァンティン・ソード以外で




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