表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第2部 暗闇の侵略者
114/1033

第114話 海上にて

玲愛の指示通りに移動を初め、目的地に着いた琴音とブレアはここにあるとされる魔法陣の破壊を試みる。

ここの場所にはブレアが突き刺した旗が立っていた。

詰まりここは北海道の周りだ。海が一望出来る場所。

ここに二人の女子が居るが、海に見とれる事無く、魔法陣を探している。

近くには港もあり、探すのは時間がかかる事は確実だ。


「ここには無いみたいですね」

「そうね」


ここで探せる所は全て探した自信のある二人は次の可能性がある場所を見つめる。そこは海だ。

海上には不自然に浮いている樽の様な物が浮かんでいた。

琴音は右手に青色の電気を纏わせる。

これは琴音の能力電子磁石エレクトロ・マグネットの電気だ。

電子磁石エレクトロ・マグネットは全身から青色の電気を出せるだけで無く、電気を与えた物体に磁力を与える事が出来る能力だ。

琴音は手を突き出し、青色の電気は樽の様な物にぶつける。

直撃した樽の様な物は壊れ、破片は海に漂う。

中には何も無いみたいだ。

しかし、黒い煙が上がる。

黒い煙は海に定着すると魔法陣の形を造り出す。


「琴音さん……これは」

「……えぇ、今までの魔法陣とは別ね」


琴音の言う通りこれは今までの魔法陣と違って黒色の魔法陣だ。

黒魔術(オーバーロード)が組み込まれた魔術陣だ。


「まさか、これを倒せって事ですか?」

「……み、認めたくわ無いけどね」


海は大きく揺れ、そこには山の様に大きくなった海水の巨人が現れる。


「ブレア、周りに誰も近づかさないで」

「分かりました」


ブレアは琴音の指示通りに動く。

ブレアは女神の旗ヴァルキリー・ブラックを発動させ、無数の旗を周りに投げつける。旗は地面に突き刺さる。これにより、近づく事は出来ない。しかし、これは一種の結界に近い状態で攻撃されれば壊す事も可能で、海には旗は突き刺す事は出来ない為、海からは侵入されてしまう。


「海には突き刺す事は出来ないので」

「良いわ。時間が稼げれば」

「これを倒さないといけないのですか?」


ブレアは疑問を琴音にぶつける。

海水で出来た巨人の相手をするよりも早く魔法陣の破壊をしたほうが良いと考えるブレアに対して琴音の考えは違った。


「ここにある魔法陣はあの海の怪物その物よ」

「詰まり、あの怪物を倒さないといけないって事ですね」

「えぇ」


二人の行動が決定する。

目の前の海水で出来た巨人を倒す事だ。

海水で出来た巨人はその場を動く様子が無い。

ただただ不気味の一言が相応しい姿だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ