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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第6章 風魔
1023/1033

第1023話 チーム[クリムゾン]の崩壊

風魔が京介の体を完全に取り込むと、風魔はパラスの元へ移動する。


「檜山仁お前にみたいな小物に用は無い。木山廉だ……幻魔の元となった魔水晶をレヴァンティンと同化させると、甘く見ていたよ。木山廉の全てを奪うラグナロクではチーム[パンドラ]は日本を担当する事になっているからな」

「何の話だ?」

「……遅れているな。どのみち、我々のステージに立てたとしても、お前レベルでは生き残れない」


パラスのその言葉の直後、仁の背後に居たジークが独りでに動きパラスの元まで移動させられていた。


「……連れてこれたな。冥竜」


パラスが造り出した五大竜王の一体である姿の見えない冥竜はジークを拐う事に成功していた。


「……では、行こう」


パラスが魔法陣で転移魔法を使用したその時、その魔法陣は凍りつく。


「風魔、破壊しなさい」


パラスの指示通り、風魔は両手から発生させた風で氷の破壊を試みる。


「無理だ。僕の異能は氷の金剛石(アイス・ダイヤモンド)。その名の通り、氷の強度はダイヤモンドそのものだ」

「……破壊は無理か」


パラスが氷の破壊が出来ない事実を把握したその時、仁は自身の少ない魔力を使用して、浮遊してパラスの頭上に移動していた。

仁が攻撃へと移行しようとしたその時、仁は何者かに叩きつけられ、地面へ倒れ込む。


「姿の見えない相手にするのは、困難だろ?檜山仁」

「黙れ、勝つ以外には何もない。全ては勝つ。その為だけに動く。俺は勝つだけだ」

「勝利への執念か。その先に何を見る?」

「勝利しかねぇよ」


仁は自身の能力である紅蓮の炎(クリムゾン・フレイム)を放つ為、右手をパラスへと向ける。


「無駄だ。お前ごときの攻撃は当たらない。当たっても、無意味だ」

「あっ?」

「君レベルは世界レベルには達しない。せいぜい、日本、嫌……この山梨支部が限度だろ。そろそろ失礼するよ」

「……後悔するなよ」

「何をだ?」

「お前は俺の実力を知らない。殺してやるよ……お前は、確実に俺が」

「出来ないよ。十鬼(じゅっき)シリーズや五大竜王、大罪魔神シリーズ、神之御剣シリーズ、聖天神天使シリーズこれらを全て倒さなければ、殺せんよ」

「……チーム[パンドラ]は俺が滅ぼす!」

「やってみると良い」


パラスは笑いながら、転移魔法で移動を終え、風魔、姿の見えない冥竜はジークを連れ去り、その場は仁と碧人の二人だけになっていた。


「仁」

「……何も言うな」

「……今のままでは、本部決定戦もチーム[パンドラ]を相手にするのも無理だろ」

「何が言いたい?」

「檜山エンマさんに修行をつけて貰おう」







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