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神が宿る世界で【プロット版】  作者: 斑鳩
第5章獄卒を統べる金棒(インフェルノ・コントロール)
1012/1033

第1012話 原点復帰(リセット)

「……また、元通りになったな」

原点復帰(リセット)と呼ばれる能力で間違い無いな」

「能力名まで知っているなら、対処方も知っているんだろ?」

「一撃で殺す事だ」

「……俺の異能は見ての通り、切断に長けているが切断箇所は氷で繋ぎ止められ、出血も無い。一撃で殺す事は難しい」

「一撃で殺すのは僕の役目の様だ」


ジークは魔法陣を出現させると、その魔法陣から魔帝神剣(グラム)を取り出す。


「……君にはサポートに回って貰う」

「……仕方ねぇ。やってやる」


氷は全身から氷竜を出現させると、それらを白い仮面の男へと放つ。その氷竜の動きに合わせて、ジークは動き出す。

白い仮面の男は原点復帰(リセット)の能力があるからこそ、回避等はしなかった。

白い仮面の男に氷竜が接触を果たし、白い仮面の男の体は切断され、切断箇所は氷で繋ぎ止められていた。直ぐに元に戻ってしまうが、元に戻る少しの間白い仮面の男の動きを止められていられるこの時に、ジークは魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)を白い仮面の男へと突き刺す。


「……魂は抜かせて貰う」


魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)に貫かれた白い仮面の男の体から、魂が抜けようとしていた。白い仮面の男は貫かれてから、その剣が魂を抜く特性がある事に気がついたものの、既に魂は体の外へと抜かれていた。


「……降霊術に長けた僕の前で魂が器から出てしまえば、君にはどうする事も出来ない」


白い仮面の男の魂が抜けた事によって、ジークは魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)を抜き、外に出た魂を魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)に吸収させる。


「……終わったよ。魂はこの魂を切断する聖剣(ヴァルハラ)の内部だ」

「だったら、さっさと病院内に行けるだろ?」


ジークと(ひょう)の二人は病院内へと侵入を果たす。

病院内では既に戦闘が始まっており、チーム[マスク]の全員は川上玲奈の病室までたどり着いていた。玲奈の病室の前には玲奈の息子の一夜と娘の舞が侵入者を退ける為、待機していた。


「お兄ちゃん。どうしよう」

「どうするかは簡単だ。紅桜の花びらは病室の内部に配置しており、侵入するものが居れば舞、お前が感知出来る。それまでは俺と一緒に母さんの病室前で来た奴をただ、倒すだけだ」

「……心配するな。俺が居る……何よりも、原初の力を一部得たんだろ?」

「……うん。私は私に出来る事を尽くすだけ」

「それで良い。来るぞ!」


足音から、この病室に接近する者が居る事を把握した一夜軽く足を動かし始めた。一夜の能力は傍若無神(ぼうじゃくぶじん)であり、一夜が動く限り、どんな影響も受け付けなく能力であり、こうして一夜が動けば相手の攻撃は受けなくなるのだ。






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