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乙女箱

少女の秘密の聲

作者: 甘 葉影

鳥達が運んできた紅色の苺が付いている白い籠には

少女の心を温める装飾品が入っている

素晴らしい宝石や金銀ではないけれど

光沢のビーズや神秘の力を持てる石の欠けらのブレスレット

いちごミルクもケーキもユニコーンも

赤いリボンの髪留めとかファンシーな髪ゴムとかピンクのバレエシューズ

…ときめいてばかりだ!


時に敵となる学校や教師に対して

白い籠の中の装飾品は

少女の弱気になった心を強くしてくれる

難しい文法や化学式に立ち向かう気にもなれる

気になってしまった周りの子たちの考え方も気持ちも視線も

跳ね返せるような気がしてくる


「私は少女よ」

その心情

その信条

私にあって貴方がたにはない!

と思しきその才能!

心情を持てる悩み多き少女たち

若さの向こう見ずな動力で僅かに開花できた才能


制服の下に忍ばせる少女の欠けら

規則を反則してしまうから秘密のように思えて

赤いリボン着けて学校に来れたらいいのにって贅沢になりながら

袖口の下の秘密を愛している信じている

私の心が剝き出しになる


まえをむいて すてるものはすて いきてけ

安い指輪はそう答えたの

たたかわないといけないんだ


貴方には鳥に運ばせた白い籠はある?当然あるのかな

可愛い小鳥が森の中の可愛いファクトリーから飛んできてくれるんだよ

他の人からは見えないようにね

眠っている少女にも目覚ましの一撃

貴方のための、貴方を肯定するパワーを授けるアイテムで

誰かと一緒に生きていけたらいいな






ヘアゴムとか指輪でレトロ可愛い(安い)ものを愛で、元気をもらっているので、この気持ちを分かり合いたいです。

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