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エピローグ VAGRANT LEGEND

 光の国、ライトの部屋。


 事実上の二人の死を感じ取った彼女は目を開けた。


「そうですか……救世主は邪神をも取り込んだというわけですね。良いでしょう。それもまた必要なことなのでしょう。ええ、特にエクスカリバーは本来邪神が作ったもの。王たる証として彼はより一層持つに相応しいということになりました。私と邂逅する時、彼はどのような姿で、どのような性格かはわかりませんが、きっと良い方向で出会えることを願います」


 一息おき、彼女は昔の口調に戻った。


「……月日はあっという間に過ぎ行くものだねレイビ。これから先デグラストルは常に窮地に立たされ、光が差し込むことは無くなる。でも、紡がれた」


 胸に手を当て、心の底にいるレイビの魂に語り掛ける。ドクンと一際心臓が大きく鳴り、返事をしたかのように思えた。


「私は何十年、何百年でも待ち続ける。デグラストルの意志は消えないわ」


 決着を、付けましょう。


VAGRANT LEGEND 完


LIVING LEGEND 続

これにてVAGRANT LEGENDは完結です。最期は急いで書いたので相当荒いことになってしまいました。いずれ書き直す時が来るかもしれません。


今回の話で一つ目の物語であるLIVING LEGENDへと繋がります。レイジが国に帰らずに死んでしまったことでレインにはあまり過去の事が伝わらなくなってしまいます。なので魔王やライトが祖先であるとか全く知りません(生まれた時から国にいないのでそもそもわからないことが多すぎるのですが)。だからこそ魔族との縺れもありますし、神龍が阿修羅に操られていることも知りません。ORIGIN LEGEND以降神龍に触れないのはレイガが神龍に関わるなと言って誰も近付いていないんですよね。


さて、ここまで気付いた方もいらっしゃる方もいるでしょう。勇者の魂は何らかの形で残っています。レイズ、レイガは宝玉、レイビはライト、レイジは天地刀。ではレインは何処へ。


いよいよ物語は救世主の後の世界へと行きます。平和になった世の中はどうなったのか。PHANTOM LEGENDにて語られます。乞うご期待。

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