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第04話 ピューマ人間誕生

第04話 ピューマ人間誕生


雄馬の寺は、総本山からの客賓を迎えるために大掃除を始めていた。

父が留守(掃除が面倒で逃げた)のため、雄馬が掃除の指揮を執ることになり、セパ部をしばらく休んでいた。

一方、他校との顔合わせで負けたサキチームは、地元の寺へ強化合宿を申し込んでいた。

 サキ「合宿だってのに、部活サボりやがって……」

雄馬の文句をブチブチ言いながら、セパ部員たちが寺に来る。

窓から外を見ていた雄馬は、寺へ向かってくるサキたちを見つけた。

 雄馬「あれは、サキ?ど、どどどどうしてここが分かったんだ!?」

自分を追ってきたと勘違いした雄馬はこのままではヒドイ目に遭わせられるとパニくり、父の部屋にあったピューマの剥製をかぶり、サキたちを迎える。

 雄馬「ようこそ、たぬき高校セパ部員のみなさん」

 サキ「よろしくお願いいたします」

 修行僧たち「雄馬……さま?」

 サキ「は?ゆうま?」

 雄馬「私はゆうまではない、ぴゅ、ピューマだ……言っておくが、私は厳しいぞ」

寺の僧や修行僧たちは、坊ちゃんが悟りを開いたのかもと勘違いし大騒ぎになるも、ピューマに従って箝口令をしく。

修行と称してピューマは、部員たちにも掃除をさせることにした。


サキは兄弟子の虚空蔵小路こくぞうこうじを乗せた台車を引きながら、長い廊下の雑巾掛けをさせられる。サキの揺れるお尻を鼻の下を伸ばして堪能していた虚空蔵小路はピューマにバレて、ラリアットで落とされる。

サキは揺れるお尻を観察されていたとも知らず、負荷が物足りないため虚空蔵小路の代わりにピューマに台車へ乗るように言う。ピューマは目のやり場に困るもサキのお尻を堪能してしまう。

サキは掃除から必殺技のヒントを得て、夜中に練習、身に付ける

完成した技を見てもらおうとピューマの部屋に行くと、ピューマが兄弟子にマスクを外してもらってる真っ最中だった。

 ピューマ「イテテテ……」

 兄弟子「もうちょっとだ、もう少しで(頭が)出るから我慢しろ」

障子越しに聞き、男同士でエッチなことをしていると勘違いしたサキは、あきれて部屋に戻る。

数日後、サキは会得した必殺技で本試合に勝利する。


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