命名
幼女は全裸だったので、制服の上着を脱いで幼女に着せる。
幼女「うー。うー!」
イヤイヤと首をふりふり、服を着るのを嫌がる幼女。許せ、かわいい娘の裸を他の男に見せるわけにはいかないんだ。
よし、完了っと。
幼女「ぱぁぱ♡」
またぎゅうっと抱きついてきた。僕のことがほんと好きなようで困る。
姿は小学生直前くらいだが、言葉はぱぁぱくらいしか言えないみたいだ。見た目以上にまだ幼いんだな。
まだ陽は高いが、幼女も僕もベトベトに濡れそぼって、ああ気持ち悪い。今日はこのまま宿屋に泊まって幼女と二人で風呂に入ろう。善は急げだ。
「そういえば、名前決めないとな。どんな名前がいいかな?」
幼女「うー?」
不思議そうな顔でこっちを見られた。
えーと、今夜賀山田・・・アリス? シャルロット? スヴェトラーナ?
イマイチしっくりこない。
その時、上空からおおにわとりが襲ってきた。反射的に避ける。鋭い鉤爪がわずかに僕の肩を引き裂いた。
「くっ・・・」
おおにわとり「ギャース! ギャース! グォゲグォッゴォゥー!!」
あの女が化けたおおにわとりだろうか。なんだか異様に興奮しているように見える。もしかして僕の幼女を奪いに来たのか!?
「親権はこちらにある! 産めば親だと思ったら大違いだ!」
ゴルフクラブを正眼に構える。敵は上空。リーチ的には圧倒的不利だが・・・。
幼女「・・・ぱぁぱ」
幼女が不安そうな声を出す。大丈夫だ、父さんは負けないぞb
おおにわとりのターン。充分なレンジから滑空して突っ込んでくる!
おおにわとりの攻撃! ミス! 辛くも躱した。
すかさず僕の攻撃! ミス! クラブが届かない。
幼女の攻撃! ・・・えっ?
幼女が攻撃すんの? ナンデ?? どうやって???
幼女「ぐわーーーーーおっ」
幼女が大きく口を開けると、猛烈な火炎がカメレオンの舌のように鋭く伸びておおにわとりを飲み込んだ。一瞬後、それは丸焼きチキンとなって落下した。
「すごいじゃないか! まるで竜の吐息だ!」
幼女「うっうー♪」
幼女の表情は得意気に見えた。
「ひらめいた。じゃあお前の名前はドラ子だ。ドラ子にしよう!」
ドラ子「うっう、うー♫」
今夜賀山田ドラ子、爆誕。