ファミキチ
女はファミチキをペロリと平らげると、指についた油を執拗に舐め舐め。
ファミチキ女「そこのかわいい女子高生さん、わたしにひとつファミチキをめぐんでくださいまし」
僕は驚いた。僕のあまりに不自然な女装姿を見抜けないなんて・・・。
よくよく見れば女の目はどろりと濁っていて、焦点が合っていない。
ーーーこいつはファミチキ中毒者!
ファミ中女「後生ですからぁ~。ファミチキ食べるとシャキっとするんすよぉ、シャキっとぉ・・・」
この女、歳は僕より年上そうだが、素材がいいだけに中毒患者なのが勿体無い。
「からあげ君なら・・・」
ファミ中女「からあげ君じゃ添加物のパンチが足りないンすよぅ・・・。ふぁみちき♪ ふぁみちき♪あ、ソレふぁみちき♫」
「仕方ないなぁ」
僕はコンビニに入って、10000円分のファミチキを買った。
「味わって食べな」
ファミ中女「ありがとうございますハグッ! このご恩はハググゥッ! ハグッ、ハグッッ・・・グ、グググゲゲゲゴゴゴゴッーーーー!!!!」
汚らしくがっついていた女が、途中からあからさまに苦しみだした。体中の肉がボコボコと膨らみ上がり異形の姿になっていく。肩から翼が生えた。口が長く前に伸びた。白い体毛がびっしりと生え、爪が鋭く伸び、頭のてっぺんに赤くぷよぷよした肉塊が盛り上がった。
ファミ中女「グォゲグォッゴォーーーー!!」
女は一瞬で大きいにわとりになってしまった。えっ、何すかそれ・・・。
にわとり女はプルプルと身悶えすると、ポンッと超巨大な卵を産み落とした。
そして次の瞬間には大空に羽ばたいて去って行った。




