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Online Story  作者: 絶英
序章「始まり」
5/8

0.4

出来ちゃった

てへぺろ(#^.^#)


章をまとめました。

次回章からは冒険+恋愛(?)みたいな感じでちょっとずつ進めていきます。


 俺が気づいたらそこは真っ白な世界だった。よく見れば周りには大量のプレイヤーがいて、その中にはまだ寝ているプレイヤーもいる。

 みんな起き上がり、ここはどこかと騒いでいたときどこからか声が響いてきた。


『おはよう、諸君。我々はアミューズの開発部である。麻痺させるという手荒な真似をしてすまないと思っているが、これをするためには必要だったから許してほしい。

ではまず、何が起こったか説明しよう。君たちはAgain Onlineの設定にあった逆ピラミッド型の飛行物体――正確には「シャナイア」の中にいる。これでも驚くだろうが、まだ先がある。君たちはあの麻痺がおこる時間にログインしていた7万8949人である。そして君たちはこのピラミッドからも出ることはできない。勿論ログアウトは不可能である。今から言うことは大事だからよく覚えておいてほしい。君たちがこのゲーム内で死んだ場合、それは現実の死となる。これをよく覚えていてほしい。始まりの街の≪命の神殿≫の石碑にてプレイヤーの生死が確認できるようになっている。この世界から抜け出すには手段は一つだ。「シャイアナ」全25層の攻略である。

次に、この世界になってからの今までとの変更点を挙げていく。まず1つ目はプレイヤーの体系などについてだ。これらは全て現実の体系と同様にした。顔が変わっているプレイヤーが多々いるので後で確認してほしい。

二つ目だ。プレイヤーの名前に関することだが、これは全てのプレイヤー名を現実での名前に変更した。例えば現実で涼という人物ならこの世界では「Ryou」に変更されたということだ。だが、これを実装するにあたって大変になるのは人探しだろう。フレンドの見つけようがないと思う。だから、それの改善のためにステータス閲覧機能とプレイヤー検索機能を実装した。ステータス閲覧機能だがステータスが見たい相手を視界の中心に捉え「ステータス」と頭の中で呟くと簡単なステータスと前のと後のプレイヤー名が見れるようになっている。次にプレイヤー検索機能だが、これはシステムから開くことができる。前の名前の場合は「元プレイヤー名検索」、後の名前なら「事後プレイヤー名検索」で検索してほしい。どこかの街にいるならその街の名前と詳細位置が分かるようになっている。

さらに掲示板機能を実装した。ここからでのネット回線は途絶えているため公式HPの掲示板が利用できないので別途掲示板を実装した。これを有効に使ってほしい。使い方は掲示板の方に書いてある。

我々がなぜこんなことをしたのか。全ては日本のためなのだよ。日本のためにこんなことをやった。この腐った日本を変えるためにだ。いわば「VRテロ」ということだろうか。

最後に、この世界の時間と現実世界の時間の進み方は一緒である。ではこの世界を存分に楽しんでくれ。』


――開発部からメールを受信しました。中身を確認してください。

件名:冒険の助け

内容:10000G,回復薬S×5

 アイテムを受領しました。受領したアイテムをアイテムBOXに追加しました。


システムメッセージ。10秒後に始まりの街に転移します。



 誰もが茫然とした。口をぽかーんと――現実世界の人達が見たらバカなんじゃないかと思うぐらいに大きく開け、誰もが震えた。当たり前だ。俺もそうだ。聞いたときは本当じゃないと思った。そう思いたかった。普通にログアウトできる、開発部のお茶目な遊び心だって思いたかった。あり得ないから、こんなこと。だが……。いつも押しているログアウトのボタンが無かった。みんなが絶望しただろう。

「なんだよこれ……」

 やっていることが惨すぎた。町中のどこからも泣きわめく声や崩れ落ちる人々が目に入る。俺はどうすればいい。はたして俺はどうすればいいだろうか。


 ――やりたくないことならやらなくていい。だけど絶対やらないといけないときはちゃっちゃと終わらせなさいよ。


 誰かの声が心の中で響いた。これは愛理(えり)――陸上部マネージャーの御影愛理(みかげえり)の声だ。俺の心の頼りとなったただ一人の人間だ。今はどうしているであろうか。俺が陸上ができなくなってマネージャーを止めた聞いたが元気だろうか? と今はどうでもよいことが頭で浮かんでしまう。そうだこんなアホみたいなゲームやりたくないし早く今までの普通のAOがやりたい。ならこんなゲームちゃっちゃと終わらせてしまえばいい。ステータスは昔のまんまで、アイテムも昔と同じ。さっさと終わらせて元のAOに戻してしまおう。

 俺はウィンドウを開き自分のアバターを見た。

「名前は……≪Jun≫にかわっているのか……。アバターは……完璧に俺じゃんか……」

 この正確さには呆れてしまう。

 俺の現実世界での顔、髪、体系などなど全てをコピー機で写し取ったかのような正確さで再現されている。

「そういえば……」

 俺はフレンドリストを開き、たった一人のフレンドであった≪ARU熊≫の名前を見た。

「!?」

 名前は≪Eri≫。いや気のせいだろう。愛理の性格とARU熊の性格とはまるっきり違い過ぎている。ちょっと偶然続きなだけだろう。

「ジュン……」

 誰かに声を掛けられた。俺は横を振り向きその人物を確認する。

 頭上のネームには≪Eri≫と書かれてある。運営が何も対策を立てていないのなら同じ名前のプレイヤーかもしれないが、何かしら運営も対策しているだろう。だから、これは昔の≪ARU熊≫だろう。

「アルか……」

そう思いながら俺はそのプレイヤーの顔を見た。

「え……」

 俺は愕然とした。

≪Eri≫というプレイヤーの顔には見覚えがあった。現実世界での少し昔に。そう俺が陸上していたときのマネージャーで、たった一人俺が頼りにしていた人物である御影愛理の顔にそっくりだったのだ。








「愛理……?」








途中の説明の部分少し長くなってしまいました><

次話投稿予定日:9月始め~中盤


俺はデスゲーム(ryの投稿予定日

8月中


二銃のガンナイトの投稿予定日

9月初め


2351字

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